ワンコ大好き!
子どもがひとり娘だったので、寂しい思いをさせてはいけないと思い犬を飼った。
シェットランド・シープドックのシェリー君
「パパ イケメンに撮ってよ!」
公園に連れ出すと近所の子どもたちが「ラッシーだ!」と叫ぶ。
ラッシーはコリー犬なんだよ。
この子はスコットランドのシェトランド諸島が原産地でね・・・
などと野暮なことはいわない。
「パパ ボールで遊ぼうよ!」
おやつを見せると「お座り! お手! おかわり! 待て!」など言われなくても自動的にやる
「パパ 早くちょうだい!」
「パパ 飛行機飛ばしに行こうよ!」
「いいけど、飛行機の上に乗らないでね!」
そんなこんなで家族同様に可愛がっていたが、運命には逆らえなかった。
シェリーは多くの人たちに愛されながら、15歳でこの世を去った。
「ペットロス」という言葉があるように、私の心の中に大きな穴が開いた。
何も考えられない・・・辛い思い。
その時、もうペットを飼うのはよそうと心に誓った。
そうこうしている内に数年が経った。
今ではもう自分の犬は飼えないが、他人様の犬を可愛がることにした。
オマラマ(ニュージーランド)で出会った牧羊犬
羊飼いの仕事が終わってホッと一息ついているところ。
人慣れしているのかお腹まで見せている。
バンフ(カナダ)で出会ったワンコ
飼い主が言った
「この子は女性が好きなんです!」
本能に正直に生きられるなんて、本当にうらやましい限りだ。
納沙布岬(北海道)で出会ったゴールデンレトリバー
お座りしてもボールを放さない大人しい子でした。
五稜郭(北海道)で出会ったワンコ
耳を後ろに折り曲げて大好きアピール
この日は愛犬家のミーティングだったみたい
こちらも五稜郭(北海道)で出会ったサモエド
白くてふっくらした毛並みがかわいい
大人しくていい子でした。
最後は大通公園(札幌)で出会ったシベリアン・ハスキー
スタイルもいいイケメン君
私には初めての犬に近づくときのルールがある。
それは・・・
① 犬と飼い主の同意を得る
「飼い主は分かるけど、犬の同意ってどうするんだよ!」と言われそうだが。
まずはしゃがんで犬と同じ目線になる。
「今日はお散歩?」「良かったね!」「うれしいね!」などと声を掛けると尻尾を振って近づいて来る。
飼い主には「触ってもいいですか?」と必ず確認する。
② 犬の名前を聞く
犬はある程度言葉が分かるので、名前で呼んであげるとリラックスして喜ぶ、
③自分も以前犬を飼っていたことを告げる
犬との接し方や気をつけることってあるので、飼い主さんを不安にさせないよう、犬を飼った経験があることを伝える。
すると「この子よだれがたくさん出るから」とか「嬉しくて飛びかかるかも」などとアドバイスしてくれる。
④写真を撮って良いか確認をする
めったに断られることはないと思うけど、もし逆の立場だったら勝手に写真を撮られたら良い気分はしないと思う。
⑤ 別れ際に必ずお礼をいう
ある程度触らせてもらったら
「貴重なお時間をいただきありがとうございました」とお礼をいって引き下がる。
飼い主さんにも予定があるから、あまり長いのは良くない。
しかし、よくあるケースなのだが・・・
私が飼い主さんの了解を得た瞬間、私より前に、我先にとペットを触る人があまりにも多い。
そんなに頭を下げるのが惜しいのか???
飼い主さんだって、厳密にいえば「迷い人夫婦には許可したが、他の人には許可した覚えはない」と思っているかも知れない。
ワンコだって、いきなり大勢に囲まれて触りまくられるのを良く思ってないかも知れない。
だいたい割り込んでくるのはお歳を召した女性なのだ。