トイレの水が止まらない! ①
『パパ トイレの水が止まらないの!』
何やら一階から妻の声が聞こえてきた。
「なになに? どうした?」
ストップウォッチを持って水を流してみると2分以上かかる。
ちなみに二階のトイレは40秒だった。
「確かに長いね!」
『それから床に水が垂れてる』
「うん、それは僕も気付いてた」
床と便器の間から滲むように水が漏れていた。
自分で直すか業者を呼ぶか、それを決める前にとりあえず水洗便器の構造を調べることにした。
TOTOのホームページを見ると便器の構造から症状による修理の仕方まで分りやすく説明されていた。
まずは落ち着くこと。
二階にもトイレがあるのだから、落ち着いてじっくり調べる時間はある。
まずは止水栓を閉めて作業中に水が溢れないようにする。
次にコンセントを抜いて漏電やショートを防ぐ。
蓋をそっと外すと黒いスポンジが出てきた。
写真は形を手で直した後だけど、開けた時にはデロデロに変形していた。
このスポンジが機能しないと、手を洗った時に筐体とポリタンクの間に水が入って床に漏れ出すことが分かった。
次にタンクに水がなかなか貯まらない症状だが、それはTOTOのカスタマーセンターに聞いたら「フィルターの目詰まりの可能性があります」とのことだった。
早速フィルターを外す。
フィルターは反時計回りに90度回してから引き抜く。
ヌルヌルしていたのでペンチを使ったけど、材料はプラスティックなので細心の注意を払って抜く。
フィルターを分解して水洗いする。
ゴミが下水に流れないように三角コーナーの上で作業をする。
長年のカルキ(築23年)が白い垢のように溜まっていた。
こちらのフィルターも歯ブラシを使ってていねいに洗う。
このフィルターは網の目もしっかりしてるから、まだ使えそう。
ポリタンクの蓋もきれいに洗う。
整流スポンジ(黒い輪をしたスポンジ)は潰れていたが、交換パーツを入手するまでは、もう少し活躍してもらうしかない。
ついでにタンクの中も洗っておく。
タンク内の装置は繊細なので、歯ブラシを使ってそろっと洗う程度にしておいた。
蓋が乾いたので、タンクの上にはめ込む。
整流スポンジも乾燥したので少し膨らんできた様子。
TOTOカスタマーセンターに聞いたところ、整流スポンジは製造中止となり、代わりに今は整流ジャバラを使用することになったそうだ。
こんな感じ!
とりあえず、整流ジャバラHH11028SとフィルターHH0704をネットで注文してみた!
部品が届くのが楽しみ!