行ったぜ! 五島列島・軍艦島 ② (出島・軍艦島)
前もってリサーチしていたので、意外とスムーズに羽田空港第一ターミナル南ウイングに着くことが出来ました。
団体旅行のカウンターはここ。
気の早い人はすぐにカウンターに向かいますが、旅行会社の看板が出るまでは行ってもムダです。
今回は現地添乗員なので、長崎空港までは自力で行きます。
これも個人旅行みたいな気分で、なかなか良いものです!
長崎空港に着きました(早っ!)。
長崎くんち「龍踊り(じゃおどり)」の龍がお迎えしてくれました!
添乗員から長崎の観光マップが配られました。
長崎港では昼食を含めて2時間40分の自由時間がありました。
よっしゃ~!
お昼を食べたら早速観光です。
長崎港周辺は大変おしゃれな街でした。
大きなビルが建っているのかと思ったら、豪華客船でした。
とりあえず私たちは出島に行くことにしました。
出島は歴史の教科書で見ましたが、本物は如何様なものかと興味津々です!
上が川原慶賀が描いたといわれる「長崎出島之図」です。
下は長崎市が取組んでいる復元計画の完成予想図です。
周囲が埋め立てられてしまい、随分雰囲気が変わってしまいました。
入場料(一人520円)を支払って中に入ってみました。
まるで時代劇のセットのようです。
手摺の模様といい、窓枠の色といい、西洋の文化が感じ取れます。
おお~!
ぎやまんですか!
食器類もハイカラです。
これを見た江戸幕府は
「俺たちも開国して西洋文化を取り入れないと遅れをとるぞ!」
と思ったことでしょう。 シランケド(笑)。
出島の中には昔の出島を模したミニチュアがありました。
この頃は海に囲まれていたんでしょうね。
今はビルに囲まれています。
さて、個人観光を済ませた後は、いよいよ軍艦島に向かいます。
今回お世話になるのは高島海上交通のブラックダイヤモンド号です。
軍艦島が見えてきました。
正式な名称は「端島(はしま)」というのですが、島影が軍艦「土佐」に似ていることから軍艦島と呼ばれています。
建物が老朽化して危険なため、上陸ツアーは軍艦島のほんの一部しか歩けません。
傘を持って上陸してはダメ、日傘もダメと、なかなか厳しい条件が付きます。
軍艦島は海底炭鉱です。
軍艦島から600メートル掘り下げて、更に60度の傾斜で1,000メートル以上掘っています。
600メートルといえばスカイツリーの高さに匹敵します。
斜度60度といえば、もう絶壁です。
温度30度以上、湿度は90%という過酷な環境の中で石炭を掘っていたというのですから、現代の私たちからすれば想像も出来ません。
まさにブラックだったんですね。
坑夫はこの階段を登って火気の検査をしてから炭鉱に入ります。
炭鉱の中はガスが発生しやすいので火気は厳禁です。
この階段を登って作業をした後、無事に帰れますようにと毎回祈るそうです。
これは石炭を運ぶためのコンベアーの支柱です。
海風にさらされてコンクリートが崩壊し鉄心が露出しています。
奥に見えるのが、端島小中学校です。
4階までが小学校、その上が中学校になります。
私たちも添乗員さんに記念写真を撮ってもらいました。
最近、少々太り気味の"迷い人"とその妻。
軍艦島は崩壊寸前なので、見学コースは制限を受けます。
しかも平地から見ていますので、軍艦島の全容は海上から見ないと分らないそうです。
上陸には波の高さが80cm以下という厳しい条件が付きますので、上陸出来ただけでもラッキーなんだそうです。
さて、次はいよいよ五島列島に移動します。
それではまた!
TO BE CONTINUED !