ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

給付金のゆくえ!

以前、「はたして給付金は誰のものか」という話をしたが、私の家ではとりあえず避けて通れない公租公課(ザクッといえば税金のこと)から支払うことにした。
まぁ、当然と言えば同然の話だが・・・。

まずは14年落ちのゼロクラウン2500ccの普通自動車税が51,700円也。

続いて市民税・県民税が59,700円也。(昨年の途中まで働いていたから)
合計111,400円也。
残念ながら、私の給付金はこの時点で力尽きた・・・。


そこで給付金のキャッシュフローを追ってみたい。
①国民の財産が租税として国に徴収される。

②国から給付金として租税のほんの一部が国民に支給される。

③前もって既に自動車税が都道府県に徴収されている。

④給付金の使い道を考えている間もなく市民税と県民税が徴収される。


ということは・・・。
政府は給付金を新型コロナウイルスに対する生活支援策だと言っているが、多くの納税義務者にとっては、単なる減税策に過ぎない。
それも微々たるもの、まさに雀の涙だ。


国から国民にお金を移動させるには莫大な手間と費用が掛かる。それは支給事務を見ていれば容易に分る。それこそ野党のいうように「消費税を減税しろ!」というのも、この件に限っていえば分からないこともない。


大部分の日本人は社会情勢に非常に敏感な国民だ。
例えばその昔、オイルショックでガソリンが高騰した時も、ベンツから軽自動車に何の躊躇もなく乗り換えられる人種なのだ。
また、丙午(ひのえうま)の年は、その年に生まれた女性は気性が荒く、夫を食い殺すという迷信からか合計特殊出生率(女性が生涯産むとされる子どもの数)が極端に下がる。


だから、10万円ぽっち貰ったからといって、有頂天になって散財する日本人は少ない。
つまり、残念ながら経済効果はあまり期待できないということになる。


さて、みなさんのお宅では給付金の使い道は決まりましたか?


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