ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

ラジコンおやじの老後は「勝ち組」?!

昨年、仕事を辞めてからラジコンクラブの飛行場に顔を出す機会が増えた。


土日祝日は現役組が大勢来ているので、リタイヤ組は比較的空いている平日にラジコン飛行機を楽しんでいる。


私がクラブの仲間に
「毎日、ラジコンを楽しみに飛行場に来れる人は、人生の『勝ち組』だよ!」と言うと
みんなニコニコ笑いながら「何も出ないよ!」と、穏やかに返される。


総務省統計局の家計調査によると、高齢者夫婦の平均的な生活費は月に27万円だという。一方、高齢者夫婦が受給している年金の平均額は約21万円で、その差6万円は預貯金などから切り崩している。
月に6万円の赤字ということは、年に72万円、10年で720万円。仮に60歳から85歳まで生きたとして1,800万円の補填費用が必要になってくる。


実は、それだけではない。
高齢化するにつれて医療費が増大し、いずれは介護施設に入所する費用も必要になってくる。
また、家のリフォーム費用や夫婦の葬儀代も考えると、ざっと3,000万円くらいの預貯金あるいは金融資産を持ち合わせているということになる。
調査によると、3,000万円以上の資産を持ち合わせている人は、なんと国民の上位17.6%に入っている。


平日リタイア組のラジコンマニアは、自分に実感がないだけで、実はれっきとした富裕層なのだ。


「金持ち喧嘩せず!」ということわざがある。
飛行場に集まる仲間は、他の人の飛行機にケチをつけない。
他の人の飛行機が上手く飛ぶと歓声が上がり拍手が起きる。
初心者には嫌がられない程度に親切に指導をする。
飛行を終えてテントに入ると世間話に花が咲いている。


つまりは「お金があると心にも余裕が生まれ、つまらない喧嘩はしなくなる」
ということだ。


かくいう私は・・・。
今のところ年金は一部しか支給されていないから、預貯金の取り崩しが結構多い。
満額支給になるのは65歳からだから、少なくともそれまでは耐え忍ばなければならない。

私が皆さんのような富裕層になれるのは、いったいいつの事だろうか。
いや、いつまで経ってもなれずに、このまま死んじゃうのかも?!

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