好きです! 北海道 爆走3400Kmの旅⑦
ひとしきりゴマちゃんと遊んだら後、美瑛を抜けて富良野に戻ることにする。
もう知床⇒紋別と走ったから、この先はない。強いていうならば稚内という選択肢もあるが、距離と時間を費やする割には見どころが少ない。
ゴマちゃん! また会おうね。 それまで僕のこと覚えていてくれるかな?!
紋別から滝上に入る。民宿で持たせてもらったカニが解凍してきたので道の駅で昼食にする。
ここでカニを食べる作法をご紹介するを。
作法その① 道の駅の従業員に休憩コーナーのテーブルと椅子をお借りする了解を得る。
作法その② テーブルの上一面に新聞紙を敷く。
作法その③ その上におもむろにカニを置く。
作法その④ 100均で買ってきたカニ鋏を用意する。
作法その⑤ タオルを水で絞ってお絞りにしてテーブルに置き、腕まくりをしてひたすら食らいつく。
作法その⑥ 食べ終わったら、新聞紙ごと丸めてゴミ箱のある場所まで持ち帰る。
作法その⑦ タオルを水で濯いで、テーブルを拭いておく。
最初の頃、周囲の観光客や従業員の視線が恥ずかしかったけど、今は随分と慣れてきた。慣れ過ぎか?!。
滝上から上川に向かう。
車の車窓からはこんな景色が広がる。
牧草をロールに巻いて、その上にカラスが止まっている。
千葉県ではこんな景色は見られない。
美瑛に着いた。
これは親子の木だ。この辺りはいわゆる観光地なので、中国人をはじめアジアの女性たちがアイスクリームを片手にキャビキャビやっている。
レンタサイクルで周辺を回る観光客も多い。
まぁ、こんなもんだろう。
美瑛のパッチワークの丘。
開発の区画そのものがパッチワークの模様となっている。
当時の開拓民は、多額の借金をして国から土地の払い下げを受け、北海道の寒さに合う品種の改良や急斜面での危険な農機具の作業など、血の滲むような努力を積み重ねて今の美瑛があると聞いたことがある。
お腹が空いてきたので昼食にする。
お昼は山頭火美瑛店のラーメンだ。以前は千葉そごうにも山頭火が入っていたが、今は撤退してしまった。
私の家の周辺で食べるには、渋谷店まで足を延ばすか、セブンイレブンのカップメン「山頭火」を食するしかない。
しばらくして塩ラーメンが手元に置かれる。
スープは魚介の出汁が程よく効いている。麺は縮れ麺。チャーシューは柔らかく、ねぎはシャキシャキしていて新鮮だ。
ん~美味い!
このラーメンを食べるためにわざわざ北海道まで来たんだ!
遠くから来た旅行者にとっては、しばらく感慨に耽っている自分を嬉しく感じていた。
とっ、そこに中学生らしき集団がドカドカと入ってきた。
何気に話しかけてみるとバスケット部の練習の帰りだそうだ。
くそ~、今日びの中学生はこんなに美味いラーメンを食っているんだ!
しかも週に2~3回も。
ちょくちょく来るだと?!
何ぃ? 最近飽きてきただと?!
ゆっ、許せん!^^;
ここは有名なファーム富田だ。
今日はめずらしく奥まで入れない。何をしているのかなぁと思うと消毒の作業中だった。
消毒用の重機がたくさん並んでいる。お花畑の規模も大きければ、消毒作業の規模も大きい。
消毒が終わって虹の丘まで観光客に開放される。
やっぱりファーム富田のラベンダー園は素晴らしい!
多少梅雨の時期が残っていたが、ラベンダーの時期を最優先して良かった。
ここは日の出公園のラベンダー園。
ファーム富田や中富良野ラベンダー園に比べると、知名度は下がるが、その分、雰囲気が落ち着いていて私は好きだ。
そういえば昔の職場の部下が、新婚旅行で北海道をレンタカーで周るといっていた。
そこで私は彼らにミッションを与えた。
『富良野に行ったら日の出公園のラベンダー園に行ってください。そこの丘の上に鐘があるから、ふたりで鐘を突いてきてください。その時、恥ずかしがらずに周囲の人に記念写真を撮ってもらってください。』と。
程なくして新婚旅行から帰った彼らは、息を切らして私の所に来て土産話をたくさん聞かせてくれた。
君たち幸せになるんだよ!
富良野から見る十勝岳連峰。
私のブログのタイトルにも使った画像だ。
とても名残惜しいが、そろそろ函館に向かわなければならない。