ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

お伊勢参りに行ってきた! ① ~旅のはじまり~

私は三重県の伊勢市に生まれた。
それは両親から聞かされていたから薄々は分かっていたが、父親が転勤族だったため伊勢に住んでいた記憶が全くない。


相続の時に取得した旧戸籍謄本を見ると、私の生まれた地は三重県伊勢市中須町〇×▼と地番まで明記されている。

伊勢市役所に問い合わせてみたところ「中須町は地番変更はやっておりません」とのこと。
とりあえず戸籍の住所どおり探せばよいことが分かった。
前々から、一度は自分が生まれた土地に行ってみたいと思っていたが、いよいよそれが実現しそうだ。


両親と撮った古い写真が出てきた。
これは二見浦の夫婦岩の前で撮った写真だ。

両親は既に他界している。
丸の中に映っているのが私だ。
なんてかわいいんだろう、思わず見とれてしまった(笑)。
しかし長男は縦じまの服なのに何で私は横じまなんだ。これでは囚人服でないか。


そんなことはどうでも良いのだが、もう一度この場所に行って同じアングルで写真が撮りたいという思いがふつふつと湧いてきた。


唐突ながら妻に「一緒に伊勢に行かないか?!」というと
「うん! 行きましょう!」と瞬時に返事が返ってきた!
妻の顔には「赤福が食べたい!」と書いてあった。


早速Googleマップで私の住む千葉県から伊勢までの距離と時間を調べる。
「距離523Km、所要時間6時間26分」

北海道まで自分の車を運転して行った経験のある私にとってはチョロいぜ!!
いつもお世話になっているプラネットさんからも
「新東名は制限速度120Km/hですよね、気をつけて楽しんで来てください」
とのエールを送られる。


5月15日午前3時30分、妻を助手席に乗せて富里ICから東関道に入る。
自動車運転歴47年、東名だって名古屋まで行ったことがある。
きっと妻の目には私の得意満面のドヤ顔が写っていたに違いない。


伊勢原JCTから待望の新東名に入る。 
さすが新しい道は快適だ。トンネルだって綺麗そのもの。
ところが・・・ところがである。
私たちが乗ったクラウンが新秦野から一般道に放り出されてしまった。


「パパ、どうしたの?」
「あれぇ? おかしいなぁ、一般道に出ちゃった。仕方がないから東名の大井松田ICに向かおう」


結局、とどのつまりは大井松田ICから東名に乗り、御殿場JCTから再度新東名に乗り直すことになった。
つまり、新東名の新秦野⇒新御殿場間は未完成だったのだ!

「聞いてないよ~」byダチョウ倶楽部


妻は「えっ、新東名が未完成だって知らなかったの?」という野暮なことは言わず、黙って前を見ている。
妻は私よりも遥かに人間が出来ている


先程までのドヤ顔はどこかに吹っ飛んでしまったが、気を取り直して伊勢西ICに向かう。


新東名はトンネルが多く道路が直線的なので120Km/h出しても車内は快適だ。
ジェットコースターのような首都高速に比べると時代の進化を感じる。


午前10時に伊勢神宮外宮に着いた。千葉県から6時間30分、なかなか良いペースだ。

外宮の無料駐車場にも入れたし、これから伊勢神宮を参拝しよう。
赤線で囲った部分は見えにくいが正面入り口の表参道火除橋だ。
さて、伊勢神宮をお参りしながら、当初の目的でもあった私の生誕地を探すことと夫婦岩のショットを撮るという2つのミッションに挑戦していこうと思う。


つづく

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