ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

好きです! 北海道 爆走3400Kmの旅⑧

名残惜しいが富良野から函館に向かう。
万が一フェリーに乗り遅れると大変なことになるので、とりあえず函館まで行って、函館観光をしながら時間調整をする。


函館に入るとよく見かけるラッキーピエロ。


店の前で外国人観光客が盛んに記念写真を撮っている。
若者の間で人気のハンバーガーショップらしいが、私はハンバーガーよりも海鮮丼に興味があったので入らなかった。


五稜郭に着いた。

五稜郭の構造と解説をよく読み、とりあえず土塁の周囲を一周歩いてみることにした。


土塁の外側を見渡すと五稜郭タワーと函館の街並みが見える。
天気はあいかわらず曇っていたので函館山に登っても眺望は期待出来ない。


五稜郭の中心に建設された箱館(当時はこの漢字)奉行所。

平成22年に復元されたレプリカだけど、なかなか立派な建物でした。


次は立待岬。


森昌子のヒット曲
「ヒュウルリ~ ヒュウルリ~ララ♪」じゃなくて、「北の岬に咲く浜茄子の~♪」で有名な立待岬。
天気は悪いし、断崖絶壁、まるで自殺の名所のよう。

こんなところで女性に待たれてもなぁ・・・という感じだ。


時間に余裕を見てフェリー埠頭に向かう。


函館には港が2箇所あるから注意が必要だ。私が利用するのは津軽海峡フェリーなので、ナビに正確にインプットする。
車が何台か止まっていたので、その列の後方に並ぶ。千葉県から北海道までの埃を被った車はかなり汚れてしまった。


出発時間まで余裕があったので、フェリーの中を覗く。


大きな口をポッカリと開けて中の様子がよく見える。まるで身体の中を胃カメラで覗いているようだ。
この程度の規模のフェリーはまだ良いのだが、サンフラワークラスになると、車を止めた場所を覚えておかないと、本当に迷子になりそう。


ついに出航の時が来た!


フェリーを固定していた舫いを外し、ウインチで巻き上げる。
フェリーがゆっくりと横方向に移動したかと思うと、猛烈に逆進をかける。

スクリューが海水を攪拌した泡が、あたり一面に浮かび上がってきた。
もう気分はユーミンの「埠頭を渡る風」♪。


ついに北海道とお別れの時が来た。
「ありがとう北海道! また来るよ」
船上から函館の夜景を見ながらそう呟いた。


といって、いつまでも感傷に浸ってはいられない。
船上から電話で青森のホテルに到着時間の連絡をする。
この船は青森港に24時に到着する最終便だから、宿には0時30分頃着くだろう。
たまに24時を過ぎても客が現れないと自動的にキャンセルされる場合があるからだ。


一夜明けて、青森県の鶴田町に向かう。


そこには今回の旅の目的地のひとつである鶴の舞橋がある。

錦帯橋のような太鼓橋で、途中に東屋が二か所設けられている。この橋をぜひ見ておきたかった。


掲示板には橋の解説が書かれていた。


平成6年に総工費2億6千万円をかけて農林水産省が建設した。後の管理はご当地である鶴田町が引き受けたようだが、老朽化したら修繕費が大変そうだ。


鶴の舞橋を渡ってみる。


写真ではとても幻想的な感じがするが、実際は下を向いて鳥の糞を避けながら歩くことになる。



橋の欄干にも鶴の舞が描かれている。銅板を加工したものだ。


橋を往復したので振り返って写真を撮った。


本当に、よくここまで来たなぁ。


この後、私は弘前城に向かった。
今回で北海道から戻って来てしまったことになるが、旅の流れとして、もう1回分だけお付き合い願いたい。


それではまた!

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