デートに誘ってみた!
久~しぶりに妻をデートに誘ってみた。
内容は映画と食事。
日常生活の中で、一緒に旅行に行ったり、食事に出かけたりすることはよくあるのだが、いざ、かしこまってデートに誘うというのは照れ臭い。
ましてや"断られたらどうしよう"という不安もある。
夕食が終わって、恐るおそる話をきり出した。
「明日、トム・クルーズの映画見に行かない?」
『うん、いいよ!』
「その後、食事をしようと思うんだけど・・・」
『いいですね! 行こ! 行こ!』
良かった!
とりあえず、第一段階はクリア。
映画の上映時間は10時5分から13時まで。
レストランは映画館から道を隔てて向かいにあるから、13時10分に予約を入れた。
当日は髭を剃って、いつもより少しだけ小綺麗な服装に心掛けた。
車も妻の買い物用ヴィッツではなく、私のクラウン君にした。
無事に映画館に着いた。
ここは自宅から40分掛かるが、シートも広くゆったりとしているので気に入っている。
映画館に入ると
トム・クルーズ「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」の大きな看板が目に入る。
7番シネマは2階だから、エスカレーターで2階に上がる。
今回のミッション:インポッシブルは、今までの集大成だから2時間55分と長い。
もうトムくん歳なのに、よく走る、よく走る。 いくら映画とはいえ私だったら無理だなぁ(笑)。
しかも彼はスタントマンを使わないことで有名だし。
映画が終わったので、レストランに行く。
いつものイタリアンレストラン オリベートはここの2階。
ここのレストランは焼き立てパンが売りらしい。
人気№1 ランチコースというのがある。
これにしよう!
まずはパンの見本が運ばれてきた。
妻は抹茶大納言とバジルを、私は抹茶大納言とクルミパンとガーリックトーストをチョイスした。
前菜と温かいパンとコーヒーが運ばれてきた。
「これ、何といったっけ?」 (赤い矢印)
「ラタトゥイユ・・・ 違うな」
私は年甲斐もなく気持ちが高揚していた。
しかし歳のせいか名前が出て来ない。 妻も思い出せない様子だった。
店員さんに聞いたら「バーニャカウダ」だそうだ。
「そうそう! それそれ!」
ふたりでニッコリ!
頭の回線がつながって良かった。
次はマルゲリータ
小皿に取り分けるのは私の役目。
生地はモチモチで縁の部分はカリッと焼けている。
トマトの爽やかな酸味とモッツァレラチーズのまろやかさが絶妙にマッチしていた。
この頃になると少し落ち着いてきたので、映画の話でもふってみた。
「トム・クルーズどうだった?」
『前回はやたらアクションを強調し過ぎてストーリーがよく分からなかったけど、今回は良かった!』
「うん! 僕もそう思った。今回も海のアクションと空のアクション、映画2作分走ってたね!」
そんなたわいのない話をしていたら、パスタが運ばれてきた。
あさりと蕪のクリームパスタ(だったかな?)
こちらも私が小皿に取り分ける。
妻はにこにこと笑みを浮かべご機嫌そうだ・・・良かった!
最後はドルチェの盛り合わせを!
コースの価格+αだけど、ここは少し気持ちが大きくなっているから気にならない(笑)。
妻は大喜びで、まるで"少女の目"になっている。
そんなこんなで、夫婦のデートは無事終了した。
はたして妻の評価はどうだったのだろうか・・・怖くて聞けない(笑)。
ふたりとも仕事をリタイアして前期高齢者に突入すると、平凡な生活になりがちなので、夫婦間のイベントは大切だと思う。
遠くに住む子どもたちは当てに出来ない。 いや、当てにしてはいけない。
これからはふたりで支え合って生きていくしかないのだから、当たり前だけど仲良く過ごしたい。
ママ!
あらためましてよろしくお願いします。