ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

好きです! 北海道 爆走3400Kmの旅③

青森港午前10時発函館行きのフェリーに乗るため、弘前市のビジネスホテルを8時に出発する。
アートホテル弘前の朝食は、美味しく品数も豊富だったので、もう少しゆっくりしたいところだが致し方ない。

後ろ髪をひかれる思いとはこういうことを言うのか。

青森港に近づくと津軽海峡フェリーのブルーハピネス号が見えた。
なんだか自分だけを待っていてくれたような気がして、とても嬉しい気分になる。

これがブルーハピネス号。
最近はLCC(格安航空会社)の台頭により飛行機の利用が多く、あまり船旅をしなくなったが、やっぱり船旅は旅情をそそる。

はい! 函館のどんぶり横丁に到着!
青森から函館まで、フェリーで3時間40分掛かるが、ブログだと一瞬で着く(笑)。
鮭ハラミの焼き魚定食+いくらホタテ丼を注文。
たっぷりと脂の乗ったハラミにおろし醤油を付けていただく。
イクラはプチプチしていてホタテも舌の上でとろける。
ん~美味しい!

旅の最中で少し気が大きくなったのか、イカそうめんを追加オーダーする。
イカの甘さに生姜ダレがアクセントになっている。
やはり鮮度が良いと歯ごたえがたまらない。

八幡坂から見る摩周丸は有名だが、肝心の摩周丸の前まで行ってじっくりと見たのはこれが初めて。
昭和29年9月26日の洞爺丸台風の際、不幸にも洞爺丸は沈没してしまったが、この摩周丸は横須賀の浦賀船渠に入渠中だったため被害に会わなかった。

チャーミーグリーンのCMで一躍有名になった八幡坂。
この日は曇り空だったけど、かろうじて正面に摩周丸が見えた。

こちらは函館ハリストス正教会。
函館にはいくつもの教会が寄りそって建っているので、近くの駐車場に車を止めて歩く。
神戸と同様、港町には異国の文化が流入するため教会が多く、どこの教会も観光客には開放的だ。

これは赤い靴の少女像。名前は岩崎きみちゃんです。
横浜の山下公園にある赤い靴の少女像は有名ですが、実は函館にもあります。
母親の岩崎かよが、私生児のきみちゃんを連れて静岡県から北海道に渡り、留寿都村に開拓団として入植することになるのですが、病弱なきみちゃんは函館の宣教師であるヒュエット夫妻に養女として託されました。
やがてヒュエット夫妻が帰国する際、結核にかかったきみちゃんは長い船旅は無理なので、やむなく孤児院に預けられます。
その後、きみちゃんは3年間の闘病生活の末、9歳で亡くなってしまいます。
現代社会においては、児童虐待、ネグレクトと大騒ぎになる事件ですが、児童福祉が未発達の当時としては「貧困」「母子家庭」「私生児」の問題が母親かよの肩に重くのしかかった現実でした。
赤い靴はいてた女の子が異人さんに連れられて行った先は、実はアメリカではなくて、麻布十番にある永坂教会孤児院だったんですね。
なんとも悲しい話ですね。                  (諸説あります。)

話題は一転して・・・イカくんポストです!
函館といえばイカなんですね、青森はリンゴでしたけど(笑)。

ここは函館駅です。右手の赤いオブジェが気になりますが。
若い頃、バイクでツーリングに来た時に比べると、とても綺麗で近代的な駅舎に生まれ変っていて驚きました。


さて、今日はホテルでゆっくり休んだら、明日は富良野まで走ろう!

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