好きです! 北海道 爆走3400Kmの旅④
今日は函館から富良野まで行く。
昔は北海道に梅雨は無かったのだが、地球温暖がのせいで最近はしっかり梅雨がある。
そんな訳で、天候が悪くて函館山からの夜景は断念したが、帰りにもう一度函館に寄るので、その時リベンジしよう。
例によって気楽なマイカーの旅だから富良野に行く合間に、途中、大沼公園と洞爺湖に寄ることにする。
大沼国定公園に着いたので、案内図を見ながら散策路を頭の中にインプットする。
散策路はいくつかあるのだが、この中で景色が良くて歩き甲斐がありそうな島巡りの路50分コースをチョイスした。
大沼国定公園は、その名のとおり大沼の中に小さな島が点々としていて、その島々が橋でつながっている。天気が良ければここから駒ケ岳が見えるのだが、今日は霧が掛かっていて見ることが出来なかった。残念!
それでも神は見捨てなかった。大沼に群生する可憐なスイレンを見ることが出来た。写真は白だが、他にピンク、イエローも見られた。
ひととおり大沼国定公園の散策を楽しんだら、次は洞爺湖に向かう。
洞爺湖はカルデラ湖であることから、洞爺湖町や虻田町は何度も火山の噴火に遭遇してきた歴史がある。2000年にも有珠山が噴火したが、この時は噴火予知の技術の向上と地域住民の日ごろの避難訓練の功績により、犠牲者が0だったという。素晴らしいとしかいいようがない。
西山の山麓を登り始めると、洞爺湖と洞爺湖温泉街が見える。この町のすぐ近くまで水蒸気爆発や火山の噴石の飛来があったというのだから運がいいにも程がある。
山を登っていくと国道が寸断されていたり、廃墟となった建物が見えてくる。途中、洞爺湖有珠山ジオパークのパネルが立っていた。噴火によってできた火口湖を「有くん」、「珠ちゃん」と名付けたそうだ。
「こんなふざけた名前、よく議会が承認したなぁ?!」と人事ながら心配したが、それだけ火山が身近な街だということなのか。
これが有くん。確かに湖になっている(笑)。
有くん(笑)の麓から見た洞爺湖。
中富良野の町営ラベンダー園に着いたのは午後3時頃。
最盛期のラベンダーを見るために、梅雨の時期ではあったが、あえて北海道に訪れた。
富良野のラベンダーは私たちを待っていたかのように青々と咲いている。
遠くには十勝岳連峰が見える。
「この景色だよ! この景色を見るために自分の車で、自分の力で運転してきたんだよ!」
普段は飛行機で訪れるのだが、今年はいつもと違って感慨深いものだった。
ここはファーム富田の虹の丘。
注意して見ていただきたい。ポピーの列には僅か10本程度しか咲いていない。
これは翌日の午前9時頃の写真。もちろん同じ場所。
満開のポピーを見ることが出来た! やはりポピーといえども生き物、早寝、早起きなんですね!
さて、今夜泊まる宿は夕飯が付いていないので、外食とする。
選んだ食事は・・・オム・カレー(笑)。
かなりピリ辛のカレーとまろやかなオムレツがマッチしている。
カレーで口の中がひりひりしてきたら、オムレツを食べて元に戻すという具合だ。
ライスはバターライスなのが少し残念だった。
私の好みを言わせてもらえれば、白いご飯に黒ごまか丸美屋のふりかけを軽くトッピングするのもいいし、永谷園のお茶漬けをトッピングするのも面白そうだ。
これがカレー屋の建物。
一見、ほっ立て小屋のようだが、大人気の店で、まるでアジア中の民族が食べに来ているような錯覚さえ覚える。
カレールーのお替りが欲しいときは、カウンターにお皿を持って行って「ルール、ルー」と言えばもらえるそうだが、さすがに私の歳では恥ずかしいのが半分、かったるいのが半分で、やる気にならなかった。
さて、今晩富良野に泊まったら、明日は阿寒湖へ向けて走ろう!