「TOKYOタクシー」見て来たよ!
「TOKYOタクシー見に行かない? お昼はイタ飯屋さんのランチで!」
『うん! 行くぅ!』
妻は満面の笑みを浮かべながら気のいい返事をしてくれる。
こんなに喜んでくれるから私も誘った甲斐があるってものだ。
山田洋次監督のTOKYOタクシー

個人タクシーの運転手宇佐美浩二(木村拓哉)は、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を乗せて、柴又帝釈天から葉山にある高齢者施設まで送ることになる。
宇佐美は最初は面倒くさい客だなぁと思いながらも、高野の壮絶な人生模様を聞いている内に高野に心を通わせていく・・・。
倍賞千恵子は、かの有名な寅さんシリーズ「男はつらいよ」で、また木村拓哉は「武士の一分」で山田洋二監督の作品に出演している。
山田洋二監督は俳優を大切にする監督で、俳優と共に人生を過ごしてきた人だ。
高野すみれは自宅を出て施設に向かう。

近所の爺さんか、それとも福祉委員役なのか、笹野高史が演じている。
「おかしいなぁ、笹野高史のような名優をこんなチョイ役で使うのかなぁ?!」と思っていたら、これは後に分かるのだが見事な伏線だった。
無造作に立て掛けられたネイルサロンの看板も、後から「なるほどなぁ!」と思わせる。
個人タクシーという狭い空間の中で、高野は自分の人生を語りだす。

高野は「あっちに行って! 今度はこっち!」と宇佐美を振り回すのだが、宇佐美はこれも仕事の一環と思い高野に従う。
若い頃の高野

再婚+連れ子の高野は夫とのいさかいが絶えない。
夫は自分の子孫を残したい 妻は自分の子どもを守りたい。
男と女の本能がぶつかり合い、やがて事件が起きる。
シーンは現在に戻る。
高野は無理をいって横浜に向かい、宇佐美の子どもにお土産を買って横浜の町を歩く。

この頃になると、宇佐美は高野にすっかり心を開いている。
施設の門限はとっくに過ぎている。

それでも夕食を食べながらふたりの話は続く。
日々の生活苦に追われる宇佐美と日々の思い出を大切にしたい高野。
ふたりの心が通じ合う。
宇佐美は高野を無事に高齢者施設に送り届けるが、この後、大どんでん返しが起きる。
山田洋二監督といえば「幸せの黄色いハンカチ」「男はつらいよ」「キネマの天地」など、我々庶民の生きざまを描いてくれるので近親感が湧く。
ハリウッド映画の様な超ド迫力アクション、スリルとサスペンスとは真逆な方向にある。
ネイルサロンの看板も、笹野高史の役柄も、見事に伏線が回収される。
妙なお涙ちょうだい映画でもない。
私は、このように自然体で楽しめる映画は好きだ。
映画を見終わって、私たちは馴染のレストランオリベートに向かった。
先ずは前菜から

以前は30度くらいに切られていたキッシュが、15度くらいのカットになっていた。
「これ以上細くなったら倒れそうだね」と、妻と冗談をいった。
オーダーの時、私は店員に無理をいった。
メインのあさりのペペロンチーノとマルゲリータを一緒に持ってこられると、冷めないように急いで食べなくてはならないので、少々時間を置いて出して貰うよう頼んだ。
しかもパスタを先にピッツァを後にと。
「我儘を言うようで申し訳ないんだけど・・・」 この前置きはとっても大事だ!
店員は快く承知してくれた。
メインは食事に夢中で写真を撮り忘れました。
ごめんなさい。
最後にドルチェが運ばれてきた。

1階はアイスクリームにフルーツ、2階はクリームブリュレ、パンナコッタ、ガトーショコラがお皿の上に鎮座している。
これを見た妻は、まるで少女のようにはしゃいでいた。
この笑顔を見ただけでも、映画や食事に連れてきて良かったと思った。
最後に妻がいいました。
『ねぇ、明石家さんまさんって、どこに出てきたの?』
「う~ん・・・そういえば・・・見なかったよねぇ(笑)」
ではまた!
See you !
映画館
USシネマ千葉NT 千葉県印西市牧之原2-2 0476-48-2126
レストラン
オリベート千葉ニュータウン店 千葉県印西市牧之原2-4 2F 0476-46-8400