ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

利尻島・礼文島に行ってきた! その①

北海道を行きつくした旅人が、最後にたどり着く場所が利尻島・礼文島。
今から30年くらい前、私もバイクをフェリーに乗せて行ったことがあるが、高山植物の最盛期である6~7月に行くのは初めてだ。


利尻島・礼文島の旅は、稚内⇒利尻島⇒礼文島⇒稚内と、フェリーで三角形に巡る。

東京からのアクセスは
飛行機を3便
(羽田⇒新千歳⇒稚内、帰りは直行便があるので稚内⇒羽田)
フェリーを3便
(稚内⇒利尻島⇒礼文島⇒稚内)
利用する。


〔いつ行くか〕
高山植物のピークは6月から7月だが、その時期は梅雨になる。昔は北海道に梅雨が無かったのだが、最近はしっかりと雨が降る。
よって梅雨を避けて5月下旬とした。


〔アクセス〕
① マイカー&フェリー
高速料金、ガソリン代、フェリー代金(青森⇒函館、稚内⇒利尻島⇒礼文島⇒稚内、函館⇒青森)を計算してみたが、高額になってしまったため却下。
② LCC&レンタカー
LCCは新千歳まで。その先はレンタカーとフェリーを使うと同じく高額になるので、これも却下。
③ ツアー
いろいろ考えた末、これが一番安くて手っ取り早い。私のような協調性の欠如した人間には多少窮屈に感じるかも知れないが、”ものは試し”で読売旅行のツアーに参加することにした。


5月30日の出発日に向けて準備を進めていたら、なんと首都高速羽田線が橋の架け替え工事のため通行止。

「マジかよ~!」


ここで羽田空港へのアクセスの選択肢は3つ
① マイカー
渋滞を覚悟で湾岸線を通って羽田空港へ。
②鉄道
JRの始発でも、京成の始発を利用しても集合時間の6時50分に間に合わない。
当然却下。
③前泊
空港近くのホテルを予約しても翌朝が早いから高価な割にはゆっくり休めない。


てな訳で、リスクを承知でマイカーを選択した。
間に合わなかったらツアー代金18万円(2人分)はドブに捨てることになる。
ある意味ギャンブルだ!


〔出発当日〕
午前2時10分に富里ICに進入。
幸運なことに渋滞も事故もなく、約1時間後には空港中央に着いた。


ここから第2ターミナルに向かい、第4駐車場までのルートはYOUTUBEの動画を何回も見て覚えておいたので、間違いなく駐車場に入ることが出来た。


保安検査を済ませ、出発ロビーに着くと8時00分発 ANA53便が我々を待っていた。

機材はボーイング777-200だ。


新千歳空港で一旦飛行機を降り、稚内行の便に乗り換える。

機材はボンパルティアDHC8-Q400。
6枚ブレードの小型双発機だ。
離陸すると主脚はエンジンナセルの中に収納される。
機首の鼻先のカーブが、なんともかわいい!


客室内は2席=通路=2席

狭くてCAが押すカートもギリギリの幅だった。


無事稚内空港に到着。
稚内公園から稚内の街を見下ろす。

黄色の矢印は北防波堤ドーム、赤い矢印は海上保安本部の巡視船、青の矢印はサフィールホテル(旧全日空ホテル)。


やっぱり北海道といえばお刺身でしょ。

新鮮な海鮮丼をいただく。


氷雪の門の前で記念写真。
観光客になり切る。

「氷雪の門」は終戦当時、南樺太で亡くなった方々や身体ひとつで逃げ帰ってきた人々の慰霊の像。
今もロシアがウクライナに侵攻しているのをTVで目の当たりにすると、ひとごとではない切実に感じる。


稚内から利尻島へはハートランドフェリーのお世話になる。

狭い港湾をドリフトしながら180°ターンした後、何事もなかったかのように着岸した。
上手い!


フェリーに乗ってしばらくすると利尻富士が見えてきた!

乗客から歓喜の声が聞こえてくる!
そりゃそうだ。
1年の内で利尻富士がこれだけはっきりと見える日は極わずかだから。


旅行中の天気は正に「運」というしかないが、どうやら今回の旅は「運」が良さそうだ。


それではまた。


TO BE CONTINUED !

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