ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

ここがヘンだよ日本人!

日本人の文化や習慣など、外国人から見たら不思議に思えることなどを討論していく番組で、平成10年から14年にかけてTBS系で放送された。


タイトル画像

これを見て懐かしく思う方も多いと思う。


最初の頃は、日本人はいつもニコニコ笑っていて何を考えているのか分からないとか、悪い事をしていなくてもすぐに謝るとか、6月1日と10月1日になると子どもも大人も全国に一斉に衣替えをするとか、たわいない話題だった。
しかし、国際紛争とか人種差別、宗教問題などの話になると、とたんに紛糾する。

中には冷静沈着に意見を述べる出演者もいたが、小さな声はことごとく消し去られていった。


討論が論争に変わり、やがてつかみ合いの喧嘩寸前までエスカレートしていくため、「子どもには見せられない俗悪番組」として局に苦情が押し寄せられたが、私はとっくに大人になっていたので面白おかしく見ることが出来た。


ゾマホン・フィン(ベナン共和国)

興奮して早口になると何を言っているか分からないが、基本的には”いい奴”
後に、タレント等の支援を受け「たけし小学校」「所ジョージ小学校」を母国に開校する。


ケビン・クローン(アメリカ合衆国)

言葉使いが過激なので周囲の反発を買っていたが、言っていることは筋が通っていることが多く日本人の文化や習慣をよく理解している


テリー伊藤(日本)

理不尽な外国人勢の発言に臆することもなく反論する姿が頼もしい。が、その発言が過激過ぎて討論がバトルに発展することも少なくない。
(盛上げ役?)


さて、番組の中で日本人は散々叩かれていたけど、そういう外国人勢はどうだったのか。


番組の出演者たちが北海道のルスツで雪上運動会をする企画があった。
撮影の一週間後に私たちもルスツリゾートにスキーを楽しんだのだが
ホテルの関係者は
「とにかく部屋の汚し方が酷く、備品は壊すわ勝手に持ち帰るわで、翌日のお客様にお貸し出来る状態ではなく、徹夜でクリーニングをした」
と言っていた。


とにかく彼らは他人のことは言いたい放題のくせに自分の行動が出来ていない、日本人からしたら”軽蔑すべき人たち”だったのだ。
(すべての外国人出演者ではありません)


MCの北野たけしでさえ
「金出して北海道まで連れて行ってやってんのに、なんで日本人のことをボロクソにいうのかなぁ?!」
と首をかしげていた。


番組が放映された頃は、日本人の多くが海外旅行に行き始め、国際人として対等にやっていけるかどうかという不安があったから、このような番組がヒットしたんだと思う。


今では、日本人は整然と列に並び、静かに食事をして、ホテルの部屋も綺麗に使う。飛行機の中でもマナーが良い。
(稀にマナーの悪い人もいます)


一方、外国人はどうだろう。
列に並ばない。コロナ禍でも大声でしゃべり、音を立てて食事をする。神社仏閣に傷を付けたり放尿をする。何処でも平気でゴミを捨てる。
極めつけは理不尽なクレームを言い、それが叶わないと「私は日本人だ!」と叫ぶ。
聞かれてもいないのに。
(すべての外国人ではありません)


そんなこんなで今は外国人から見た日本人の評判は高くなってきた。
それは日本人は農耕民族なので、昔から相手の気持ちになって行動する。その場の空気を読むという協調性が自然と身に付いているからだと思う。


今度は「ここがヘンだよ外国人」というテーマで番組を再開してくれないかなぁと切に望んでいる。

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