ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

車を買い換える③ ~燃費計測ドライブ~

妻のヴィッツが自宅に届いたので、運転に慣れてもらうのと燃費の計測を兼ねて、早速ドライブに行くことにした。


目的地は銚子市。
我が家から片道約60Km、日帰りドライブとしては適当な距離だ。

銚子市周辺のコースをマップに落としてみた。


最初の休憩地点は刑部岬(ぎょうぶみさき)展望館

ここまでは妻の運転で。


この展望館から飯岡漁港を見下ろす景色が素晴らしい。

5月になると砂浜にハマヒルガオが咲き出すのと、ここから屏風が浦(びょうぶがうら)がよく見えるので、時間があったらぜひ散策して欲しい。


妙福寺についた。

ここは銚子駅、ヤマサ醤油工場に近く、ゴールデンウィークの頃になると藤の花が一斉に咲くことで有名。
私が行った11月には参拝者はほぼ居なかったが、心が落ち着くしトイレも整備されているのでドライブの休憩場所として使わせてもらっている。


手水舎(ちょうずしゃ)には花が浮かべられていた。

このような手水舎(ちょうずしゃ)を花手水(はなちょうず)という(らしい)。
目で見て心も清めてもらおうという寺の配慮がありがたい。


川岸公園まで来た。

バックに銚子大橋が見える。


次は銚子外港第二港区で巡視船”かとり”と2ショット!

「PM51」と書かれている所には衝撃吸収材が貼られていて、日本海域に近づく不審船と”ぶつかり稽古”をする(らしい)。


この時、クラクションを鳴らしながら”かとり”に急接近する車がっ!
反日活動家かテロリストかと思ったら・・・出前のおばちゃんだった。


なんのことはない。
“かとり”から乗務員が出てきて昼食を受け取っていた(笑)。


次は君ヶ浜しおさい公園

バックに犬吠埼灯台が見える。
この時、三代目ヴィッツの後ろのナンバープレートの位置がバンパーの下からトランクハッチの所に変わっていたのに気付いた。
国土交通省の指導か?!


お腹が空いてきたので、犬若食堂に寄らせてもらう。

この食堂は高齢化により一度閉店したのだが、客の絶大な熱意により再び復活した。


宴定食1,500円也を注文する。

この食堂はサル海老のかき揚げが有名。
かき揚げを一口台にちぎって大根おろしを乗せて食べる。
サル海老の殻をわざと一部残しているので、これがパリパリと香ばしくて美味しい。


銚子に行ったら、ぜひ食べていただきたい。


食事が済んだら千騎ケ岩(せんがいわ)を散歩する。

ここには小さな砂浜があって誰もいない。
砂も綺麗であたかもプライベートビーチのようだ!


しばらく佇んでいたら猫が寄ってきた。

この猫、妙に人に懐く。
「毛並みも良いし、ツメも切られているから飼い猫じゃない?!」
と妻がいう。


いなばチャオチュールでも持ってくれば良かった。


次は犬岩

この岩は源義経が奥州に逃れるときに置き去りにされた愛犬が、七日七晩泣き続け、八日目に岩になってしまったといわれている。
斜め後方からの角度が一番犬らしい。


名洗(なあらい)港海浜公園まで来た。

東屋の下で、セブンで買ったアイスコーヒーとチョコバナナパフェを食べながら、しばらく屏風が浦(びょうぶがうら)を眺める。


銚子市から旭市まで続くこの海食崖(かいしょくがい)は、「千葉県のドーバー」といわれている(らしい)。


午後2時を過ぎた。
「洗濯物が冷えちゃうから、そろそろ帰ろうか」
「そうね、そうしましょう!」
ということで帰路につくことにした。


さて、ヴィッツのインプレッションだが
私が購入した3代目ヴィッツの排気量は、先代の1.0Lから1.3Lに変更したためエンジンが力強くなった。
「たった300ccの違いで何が変わるのか?」といわれそうだが、元々分母が1000ccなので、その違いは大きい。
また、3気筒から4気筒に変わったせいか、静かで振動も少なくスムーズに拭け上がる。
燃費は満タン法で測ったところ21.2Km/Lと好成績だった。


シートは厚く、お尻の部分と背中の部分の両脇がせり出しているため、加速、減速時のGやカーブでの遠心力に対してドライバーの身体をしっかりと支えてくれる。


室内も広くなって、まるで一世代前のカローラクラスのようだ。


今までコンパクトカーというと振動や騒音、室内の狭さから、妥協せざるを得ない部分があったが、三代目になってそのストレスが無くなった。


やはり発売時期が10年も新しいと確実に進化しているのがよく分かる。


そんな訳で、中古車ヴィッツの購入記はこれでおしまいです。


最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。


〔妙福寺〕
銚子駅から徒歩5分、日蓮宗海上山。
藤の花が有名で4月下旬から5月初旬にかけて見事な花すだれを見せる。
混雑時は、となりのヤマサ醤油工場も駐車場を提供してくれる。


〔犬若食堂〕
銚子市犬若11279
営業時間 火~木 9時~16時
金・土日祝 9時~21時
定休日 月曜日


END

車を買い換える② ~中古車探しの旅~

3日に1度くらいのペースでCAR VIEWのサイトを見ながら中古車を探すことになった。


妻のヴィッツは半年くらい車検が残っていたので特に慌てる必要もなく、余裕で探していた。


最初の頃はコンパクトSUVやヤリスなども視野に入れていたが、相変わらずコンパクトSUVの人気は高く、人気に比例して価格も高い。
ヤリスはまだ世に出て新しいので、中古車として手軽な価格まで下がっていなかった。


私はちょっとした買い物や通院など、いわゆる”普段使いの車”を探しているので、手ごろな価格のヴィッツの中古車にターゲットを絞った。


中古車を探すのに気をつけたことが2つある。
1つは妻も一緒に連れて行くこと。
別に私がひとりで探して来て「はい、これ!」と渡しても良いのだが、もしも気に入らなかったら、その後ずっとストレスを抱えて運転することになるし、苦労して探し当てた車に不満を言われても困るからだ。


2つ目は中古車店の近くに楽しみを見つけておくこと。
中古車を見に行っても、その車が気に入らなくて流してしまうケースは多い。そうなることを想定して、中古車店の近くに美味しい店や何かイベント等を調べておく。


私の場合、一番遠くて神奈川県の平塚市までヴェゼル(評価点4.5)を見に行ったのだが、残念なことに満足のいく車ではなかった。


その時はあらかじめ横浜動物園ズーラシアオカピ―を見て帰ろうと計画していたので、時間と労力のムダにはならなかった。


ズーラシアは公立なので入園料一般800円、駐車料金1,000円と良心的。

木の葉を食べるオカピ―。
動物好きの妻は中古車以上に目を輝かせていた。


それから2週間が経ち、中古のヴィッツを何台が見ている内に、妻が「革巻きのハンドルがいい!」と言い出した。
私も見たところ、それはヴィッツの上位グレードのUで(下位グレードはF)、ハンドルやシフトノブが革巻きで、確かに質感が高い


よって、それからはガソリン車のヴィッツUを検索し、千葉県内にあった3台すべてを見に行った。


中古車店に着くと担当者が出てくる。
車種は絞ってあったので話は早い。
「この車の評価書を元に傷や凹みの個所を教えてください」といい、担当者の説明を受ける。
車によってはボンネットやドア回り、フロントフェンダーなどに目立つ傷のある車もあったが、中には「これでも傷なのか?!」と目を凝らさないと分からないような良質の車もあった。
担当者も「トヨタの査定員は厳しいんですよ!」と嬉しいのか悲しいのか複雑な表情をしていた。


そんなこんなで、県内に展示してあった3台の内、最も品質の良い車を購入した。


それがこれ!

ヴィッツU 1.3L
5年落ち、ホワイトパール、走行距離45,000Km。


全体的にすっきりとしたデザインだが、ラジエターグリルがゴツい。
おまえはクジラか?!


部品点数を減らすためかフロントワイパーは1本。

おまえはランボルギーニか?!


三代目ヴィッツの大きく変わった点は、計器類がダッシュボートのセンターからドライバーの正面に移動したことだ。

プラスティックのハンドルは夏場は汗で滑りやすくなるので無駄な力が入る。
その点、革巻きハンドルの方がしっくりくる。


シフトノブも革巻き。
パーキングブレーキは今時めずらしくサイドのステッキタイプ。

古いといわれそうだが、ドライバーは前を見ながらでも自然と手が届くので、私は好きだ。


ボンネットの中は隅々まで綺麗に掃除されていた。

エンジンは1NR-FKE 1.3L直列4気筒DOHC。


そんなこんなで我が家にヴィッツが来た!
購入価格は全て込みで90万円。
新車価格が車体のみで178万7千円だから、手頃な買い物だったと思う。


「実際に乗ってみてどうだった?」 と思われる読者の方がいると思うので、次回はインプレッションを書いてみようと思う。


TO BE CONTINUED !

車を買い替える① ~やっぱり中古車かな~

妻は初度登録から5年落ち、走行距離6万Kmの中古ヴィッツを購入し、それから11年間、8万Km走行した。(通算16年間、14万Km走破)

刑部岬展望台にて(千葉県)


その間、故障らしい故障はひとつも起こらず、交換した物といえばエンジンオイル、バッテリー、タイヤ、ワイパーゴムくらいなものだ。


以前、私も中古のゼロクラウンに12年間乗ったが、その間、オルターネーターの故障、ショックアブソーバーからのオイル滲み、ダッシュボードのひび割れ、O2センサーの異常などを経験したから、ヴィッツの耐久性はクラウンの上を行く

鶴の舞橋にて(青森県)


そのヴィッツも寄る年波で、エンジンは至って好調なものの、塗装表面のクリアは剥げ、鉄チンホイールは錆びだらけ、ヘッドライトは黄ばむなど、みすぼらしくなってきたのでそろそろ買い替えることにした。

初度登録から15年過ぎたあたりから、外部塗装のクリアが剥げ始めた。


鉄チンホイールも錆びだらけ。
それでもエンジンは快調だった。


今回はその買い替え日記の顛末を書こうと思う。


〔新車か中古車か〕
私は若い頃、トヨタのソアラという車を新車で購入したことがある。
購入して7日でフロントフェンダー、ドア、リアフェンダーまで釘で傷を付けられてしまった。
その悔しさというか絶望感は今でも忘れない
更に1か月が経って洗車ワックスがけをしていたら、車の側面にドアパンチによるエクボがたくさん付いていた。


最近では車の逆走、原付スクーター、電動キックボード、スマホ自転車の当て逃げ、スマホ歩きの信号無視などが当たり前のように襲ってくる。


まったく世の中にはクズ男、クズ女がたくさんいるものだ。
いくら愛車を大切に扱っていても守るのには限界があることを悟った。


よって、今回も中古車一択とした。


〔車種は〕
今流行のコンパクトSUVも考えたが、中古車は市場の人気で価格が決まる。
人気のある車は中古車でも高価だった。


そもそも妻は近所の買い物、通院、美容室に行く時くらいしか車を使わない。
職場を退職してから通勤には使わなくなったので走行距離はめっきりと減った。


よって今回も経済的なコンパクトカーに絞り、11年間故障知らずだったヴィッツを中心に探すことにした。


〔中古車選びの基準〕
中古車も漠然と選んでいると目移りしてしまうので、ある程度の基準を決めた。
それは
年式 初度登録から5年落ち程度まで
走行距離 5万Km程度まで
評価点 4以上、内装外装ともC以上
価格 新車価格の半額程度
とした。


〔中古車店選び〕
最近、大きな中古車販売店においてゴルフボールで車を傷付けたり、意図的にタイヤをパンクさせたり、歩道の街路樹を切り倒したりと醜態を晒している。


「そんなイバラの道にわざわざ自分から入り込むのか?!」と言われそうなので、安心安全を考えてディーラー系の中古車屋認定中古車を買うことにした。


〔ネットで選ぶ〕
2~3日に一度くらいのペースでCAR VIEWのサイトから中古車を検索する。
車種、販売地域、価格帯、色などで絞り込んで年式の新しい順に並び変える。


https://carview.yahoo.co.jp/usedcar/


気に入った車が見つかったら車の評価点も見ておく。

稀に評価点5、外装A、内装Aなんて車も出てくる。
ディーラーの試乗車だったのだろうか。


中古車探しは余裕を見て、現存の車の車検が切れる6か月前あたりから探し始めることにした。
車検が切れる寸前になって探し出すと、慌てて契約して後悔しそうだから。
中古車を見に行って少しでも気になる点があれば、その車は縁が無かったと思って流す
後から気に入った車は必ず出てくるはずだ。


そんなこんなで私の中古車探しの旅は始まった。


TO BE CONTINUED !