ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

車を買い替える!

いろいろ考えた結果、15年落ちのゼロクラウンを買い替えることにした。


この車、私の手元に来てから12年間乗り続けたが、次回の車もそれくらい乗りたいと思う。
現在の私の年齢が65歳だから、たぶん次の車が人生最後の車になるかも知れない。

青森県"鶴の舞橋"をバックに12年間乗り続けたゼロクラウン。(コロナ禍以前に行った)


今、思えば良い思い出になった。


中古車を選ぶ場合、一つひとつの個体(車両)が違う訳だから、自分なりに選定方針を持っていないと、その場の雰囲気に流されてしまう。


購入してから後々後悔しないように自分のポリシーをしっかり持っておきたい。
今回はそんな話をしてみたい。


私の車選びの方針
1 エンジンルーム、キャビン、トランクルームが独立していること。
いわゆる3ボックスセダン。
昔、父親が「ちょっと農協まで連れてってくれ!」というので車で向かった。父親は鶏糞や牛糞を買って、おもむろにトランクに積み込んだ。帰りの車内には肥料の悪臭が充満して少なくとも1か月間は、悪臭が取れなかったという苦い記憶がある。あれがハッチバックの2ボックス車だったらと思うと恐ろしくなった。


2 4ドア車であること。
冠婚葬祭の時、高齢の親戚を駅まで送ったり、近くのホテルに送る機会がある。2ドア車だと前席を倒して後部座席に乗せるのは申し訳ないので4ドア車がいい。


3 多気筒ガソリン車に乗りたい。
地球環境の温暖化対策としてEUでは2030年代にはガソリン車の販売は中止すると切り出してきた。地球温暖化を持ち出されてしまえば、日本も断る訳にはいかず渋々ながらもそれに追随する形をとった。
本当にガソリンエンジンが無くなるかどうかは別の議論として、最後のガソリン車として滑らかなV型6気筒エンジンの車に乗りたいと思っている。


4 ハイブリッド車は嫌だ。
今や日本車はハイブリッドブームだ。中古車市場を見ても圧倒的にハイブリッド車が多い。
だけどへそ曲がりな私はハイブリッド車が好きではない。
むしろ嫌いと言ってもいいくらい。


その理由
① 複雑な機構
機械は複雑な機構になればなるほど壊れやすくなる。
車も最初の5年くらいは良いけれど、10年を過ぎた辺りからあちこちが壊れ始める。
動力用バッテリーも無償で交換してくれるとは言うが、”無償”と”壊れ難い”とでは根本的に意味が違う。
② 重い
ハイブリッドシステムの重量は50~60Kgくらい。これは大人ひとり分の重さに等しい。常に大人ひとりを乗せて走っているのかと思うと、それだけドライバビリティをスポイルしてしまう。また、巨大なバッテリーを乗せるために必然的にトランクが狭くなる。
私のように長距離を車で旅する人間にとっては、トランクルームのスペースは重要だ。
③ 決してランニングコストは安くない
ガソリン車に比べてハイブリッド車は新車で60万円程高くなる。確かに燃費は向上するが約11万Km以上走行しないと採算が取れない。
11万Km・・・私のペースだと採算が取れる頃には、たぶんこの世にいないと思う。


私の車選びの基準はこんな感じだ。


これを読んだラジコン仲間からは
「飛行機乗せるんだから1ボックスかSUVにしたら?!」と言われそうだが、私がラジコン飛行機を飛ばしに行くのは週に2日くらい。残りの5日間は別の用事に使うから、どうしてもそちらを優先してしまう。
ラジコン飛行機も120クラスまでならセダンでもなんとか積める。それ以上大きな機体は、私にとっては身分不相応だと感じている。


例えば、寿司屋に行って
「マグロが一番だよ!」とか「いや、ヤリイカがいい!」と言い合っても、それは嗜好の問題だからあまり意味がない。


自動車は嗜好品(?)だから、それぞれ自分の好きな車に乗ればよいという結論になってしまうが、自分なりの方針をしっかりと持って車選びをした方が良いのでは?
という、しごく当たり前のお話でした(笑)。


おしまい。

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