ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

私は、これで仕事を辞めました!

なにか仕事で不祥事を起こして解雇されたようなタイトルになってしまったが
そうではなくて・・・。


60歳で、めでたく(?)定年退職をしてから、引き続き延長雇用(再任用)をさせてもらっていた時のこと。


職場環境が変わり、周囲の人間関係も変わり、仕事の内容も変わり、正直居辛くてしょうがなかった。
いつ辞めようか そのことばかり考えていた。


残念ながら私は、アパート経営をする不動産も、駐車場経営をする土地も持っていなかった。


しがないサラリーマンの私は、少ない年金だけでは生活していけず、足りない生活費は
貯金を切り崩して生活していくしか方法はなかった。


そこで
〇天寿をまっとうするまで貯金が足りるのだろうか?
〇寿命まで貯金を切り崩して生きていくためには、月々どの程度の支出で済ませれば良いのか?
〇いつなら仕事を辞めて自由な年金生活が送れるのか?


こうした疑問を解消すべく、エクセルを使って表とグラフを作り、軽くシミュレーションしてみた。


表1

必要な貯金額は、毎月の赤字額(生活費-年金)に12月を掛けて、さらに平均余命を掛けて積算する。
これに臨時的経費として車の買換え費用、家のリフォーム代金、介護施設費用、葬儀費用を計上する。


これらの費用は自分ひとりでは分からないので、家計簿を元に妻とひざ詰め談判をして算出することになる。


次に表2

たて軸は和暦と年齢とした。
64歳からとなっているのは、63歳の時に仕事を辞めるかどうか考えて表を作っていたことになる。


よこ軸は共済年金と国民厚生年金の和を年金計とし、隣に表1で定めた生活費を12倍にして年間生活費とした。
当然、年金だけでは生活できないので、年金計から生活費を引いた額を不足額とした。


計画残高とは当時の預貯金の総額から年々切り崩される不足額を引いた金額。
基本的には毎年一定額引かれていくのだが、車の買換え、リフォーム、介護施設費用などが掛かる年はガクンと減っていく。


最初はここまでの表だったのだが、年末の預貯金残高を実質残高の項目に入力し、より現実に近い表にすることにした。


これらを自動計算して出来たグラフがこれ! (あくまでシミュレーションの数値)

たて軸が預貯金の残高で、よこ軸が年齢。


赤い折れ線グラフは計画残高で、青い折れ線グラフが実質残高となる。
青い折れ線が赤い折れ線の上にあれば健全財政となる訳だ。


最初の黄色い円は、昨年車を買い換えたもの。


次の赤い円は、家のリフォーム費用。
大規模リフォームはせずに、部分的な改修で乗り切るつもりだから、実際にはもう少し傾斜は穏やかになると思う。


最後の薄青色の円は、介護施設費用。
これだけは公設と民間では費用は雲泥の差であるし、そもそも何年お世話になるか分からないので、一番信ぴょう性が低い。


それから最後に葬儀費用。
今は家族葬が主流なので、それ程高額にはならないと思う。
家族には「葬儀はしなくていいから!」といってある(笑)。


そんなこんなで
表1の項目の数値を変えると、その項目の数値が表2とグラフに反映するので、90歳まで預貯金がプラスでいられるのか、はたまたマイナスになるのか、いろいろとシミュレーションが出来る。


このように試行錯誤を繰返して、私は、これで仕事を辞めました! というタイトルに行きついたのだが・・・。


聡明な読者の皆さんなら、もっと詳しくて分かりやすいシミュレーションをされると思うので、あくまで参考例として笑い飛ばしていただけたらと思う。

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