ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

旅で出会った人たち⑥

そろそろ飽きられてきた気配もあるが、もう少しお付合い願えたらと思う。


礼文島のホテルに泊まった時のこと。

天気が良いと礼文島から利尻富士が見える。


礼文島香深港(かふかこう)を出港するフェリー


出発の日
朝食バイキングは空いていて、みんな整然と並んで料理を取っていた。


サラダバーのコーナーに来ると、私の前のお歳を召した3人の女性が突然おかしな行動に出た!


女性Aが「はい、はい、はい!」といって料理の間に3枚の皿を並べ出した。
次に
女性Bが「はい、はい、はい!」といって、3枚の皿の上にレタスを置いた。
更に
女性Cが同じく「はい、はい、はい!」といって、3枚の皿の上にブロッコリを置いた。
続いて
女性Aが「はい、はい、はい!」といって3枚の皿の上にミニトマトを置いた。
更に続いて
女性Bが「はい、はい、はい!」といって、3枚の皿の上にポテトサラダを置いた。
更に更に続いて
女性Cが「はい、はい、はい!」といって、3枚の皿の上にコーンを置いた。


このサイクルが3周くらいは続いただろうか・・・


私は呆気に取られて見ていると、私の後方からは指を差して嘲笑する人もいた。


そもそもバイキングは自分が好きな料理を適量取って食べる方式だから、他人に取ってもらって食べるものではないと思っている。


するとここでちょっとした事件が起きた


皿を料理の間に並べたわけだが、そもそも料理の間ってそんなにスペースは無い。
つまり料理の上に皿が乗っていたのだ。
そして、その女性たちが皿を持ち上げた時、皿の底に付いた野菜がサラダボールの中に墜ちたのを見てしまったのだ。


それに気づいた私と後方のお客は、墜ちた野菜から出来るだけ距離の離れた野菜を少量取るか、潔くパスする客もいた。


もう何ていったらいいのか・・・


「旅で出会った人たち④と⑤」に比べたら軽傷なのだが、もう少しバイキングのマナーを知って欲しいと思う。


ちなみにバイキングで困った人は
① 後ろを見ないでバックする人
背中にトレイが当って料理を落としそうになる。旅行中は荷物も限られているから着替えも少ない。そうなったらクリーニング代を支払う気持ちはあるのだろうか。ホテルのスタッフも大変だ!
② 1つのトングで複数の料理を取る人
通常、1つの料理ごとにトングが用意されている。
トングを使い回しするといろんな料理がトングに付いて混ざってしまう。
③ 勝手にテーブルを変える人
普通、自分のテーブルだと分かるように札を置くが、それを無視して座る人がいる。
以前、妻が札と一緒にバックを置いたが、私が「盗まれるぞ!」と言ったので、最近はハンカチになった。
それでも勝手に他人の席に座る人がいる。


そんなこんなで最近はバイキングに辟易していたのだが、ある日素晴らしいホテルに出会った。


それは、受付のスタッフと受付からテーブルまで誘導するスタッフとテーブルにいるスタッフの3人が見事に連携していた。


テーブルは選べないのだが、見晴らしの良い窓際など、人気のありそうな席から順番に案内して、団体客にはパーテーションで区切った席を用意していた。


何より良かったのは、客にテーブル番号の書かれた札を渡していたこと。
これにより「俺の席だ!」「いや、私の席よ!」などというトラブルを未然に防いでいた。


このスタッフたちは見事なまでの連係プレイをやってのけた。


ちなみにそのホテルは北海道のウトロ温泉「ホテル知床」だった!!

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