ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

夏の飲み物3選

今年の夏は暑い!


世間では「危険」な暑さをとっくに通り越し、「災害級」の暑さを雄に飛び越え、今では「災害級」の「危険」な暑さとダブルでとことんだ。


そこで、何のとりえもない私だが、我が家の涼しい飲み物を3つご紹介したい。


〔フルーツウォーター〕
名前はよく分からないのだが、ナイアガラフォールズのホテルのロビーに置いてあったウェルカムドリンクを真似てみた。


まずはレモンとグレープフルーツの表面をよく洗って

適当な厚さで輪切りにする。

グレープフルーツの方も適当な大きさに切る。

フルーツをピッチャーに入れたら水を注ぐ。

このまま冷蔵庫に入れて冷たくなるのを待てば出来上がり。

市販のジュースのように妙に甘くなくて爽やか。
ビタミンも摂れるし、さっぱりとしていて美味しい!


お次は〔水出しコーヒー〕
今まではペットボトル入りのアイスコーヒーを買って飲んでいたが、買い物に行くと重いし嵩張るので、今シーズンから水出しコーヒーにした。


市販の水出しコーヒーとサーバーを用意する。

とりあえず1袋入れる。

説明では1袋で500cc取れるというので、500ccの水を入れる。

このまま冷蔵庫に入れて4時間で出来上がり!

こちらもブラックで飲むと爽やかで美味しい。
ついでにペットボトルのゴミも減って助かっている。


ただし、コーヒーは利尿作用があるので、暑い中、これで水分を摂取した気分にならないように。


最後は〔ポッカレモン水〕
コップに氷を入れて

ポッカレモンを少々加えます。

後は水を注いで出来上がり。

これが一番簡単!


夏場に水分を多く摂るのに、真水を飲むのはしんどいから、ここにポッカレモンを入れると爽やかで飲みやすくなる。


ダイエットにも良いし、便通も良くなる


便通というと笑われそうだが、高齢になると腹圧が弱くなるから、便通の問題は意外と深刻なのだ。


という訳で、みなさんのお宅でも参考になれば嬉しい限りだ!

カナダに行ってきた! ⑧~Accident Again !~


バスを降りる時に転んだ傷も、幸い夕方には痛みも治まっていた。
私たちはホテルに戻ると、夕飯を食べにレストランに行く準備をしていた。


その時、左足のふくらはぎから「ブンッ!」という鈍い音がして、鳥かボールが当ったようなショックを覚えた。


振り返ってもホテルの窓は閉まっている。


その瞬間、ふくらはぎに筋肉が吊ったような痛みが走り立てなくなってしまった。


しばらくマッサージをしたが直らなかったので、添乗員に頼んで24時間対応の救急病院に行くことにした。


それがここST PAUL’S HOSPITAL (イメージ図)

実際に行ったのは夜だったので、病院の明かりは付き、いつでも出発出来るように救急車はライトを点灯させていた。


昔、大変人気だった「緊急救命室erというTV番組をご存じだろうか?!
正にあんな感じだった。


中はこんな感じ (イメージ図)

救急患者がひしめき合って、浮浪者やアルコール中毒患者、薬物中毒患者がうろうろしている中、ドクターやナース、警備員などが慌ただしく出入りしている。
この辺も「緊急救命室er」そっくりだった。


やべ~大変な所に来ちゃったな。


もし暴君に絡まれたら、添乗員や妻は逃げられるけど、車いすに乗っている私はどうにもならない。


そんな不安を感じながら待つこと3時間。ようやく私の名前が呼ばれた。


私は重病人では無かったので(er好きならよく知っている)カーテン3号に通された。
私を診てくれた医師は(er好きなら泣いて喜ぶ)カーター先生のようなイケメンで、私の足を触診しながら丁寧に説明してくれた。


(以下、『』は医師、「」は私)
『骨は折れていませんね』
『アキレス腱も切れてないようです』
『たぶん肉離れのようですね』
私が気持ちが凹んでいたので、添乗員が通訳をしてくれた。


「I have to return to Japan tomorrow morning」
『Oh ! It’s lucky!』


「何がラッキーなの?」と添乗員から聞いてもらうと
『私(カーター先生)は、あなたが日本に着くまでのサポートをすれば良いので、後は日本の医者に診てもらいなさい』ということらしい。


そんな訳で、セントボールズ病院のサポートがこれ!

左足の固定具と松葉づえだ。


実際に履いてみるとこんな感じになる。(写真は自宅に帰ってから)

右足はバスから転んだ時の擦過傷。左足は肉離れと散々だ。


ちなみにこの固定具の構造だが

上の丸いゴム部分(黄色矢印)がポンプになっていて、ここをペコペコ押すと内部のエアバックが膨らむ。


ダイヤルの1番が右側面、2番が左側面、鍵マークがエア抜け防止(赤矢印)と、なかなか凝った造りだ。
まるでスキーブーツみたい。


そんなこんなで、バンクーバー空港では保安検査を除いて電動カートで移動し、成田空港でも飛行機を出た瞬間からタクシー乗り場まで車椅子で押してもらった。


しかし、バンクーバーの保安検査で松葉づえと固定具がピーピー鳴ってしまった。
私は検査員の不愛想ぶりに腹を立て
「 I bought it’s ST PAUL’S HOSPITAL !」
と吐き捨てるように言って、固定具を脱ごうとしたら、流石にそれは止められて、その場を通してくれた。(カナダ風"手のひら返し"か?!)


唯一、不安だったのは海外旅行保険補償範囲だ。
私はとりあえず、旅行会社の保険と元職場の団体シニア保険とVISAカードの保険に加入していた。


3か所加入していたからといって、保険金を3倍受け取れる訳ではない。領収書は原本を添付するので、結局は一番保証の厚い保険を利用することになる。


結果、旅行会社の保険が一番手厚かった。
傷害枠、最高1000万円の保険で、私が掛ったのが約15万円だった。


ちなみに補償された費用は 〔〇は可 ✕は不可〕
ホテルから病院までのタクシー代 〇
カナダの病院の治療費 〇
成田空港から自宅(市内)までのタクシー代 ✕
自宅から国内の整形外科の治療費 〇
自宅から国内の整形外科までの交通費 〇
要するに治療費と通院費に限るということだ。


海外旅行に行くときは保険の保証枠を確認しておくと良い。
私の「団体シニア保険」なんぞは海外にも適用できるが、入院1日1万円、通院1回4千円だからお話にならない。


今となって思うのだが、「緊急救命室er」体験なんてなかなか出来るものではない。
だから怪我をした方が良いとは言わないが、ナイアガラの水力発電所やバンフのケイブ&ベイスンなんかより、よっぽど貴重な体験だった。


旅にはハプニングが付き物だ。
今回も飛行機が飛ばなかったり、怪我をしたりと大変だったが、今思うと大変貴重な経験になった。
その様に前向きに考えられる人は海外旅行を楽しめる人だと思う。


長い間、カナダ旅行記にお付き合いいただき、誠にありがとうございました!


旅の記念となった固定具

Finish !

カナダに行ってきた! ⑦~バンクーバー~

私たちは雄大なカナディアンロッキーの景色に後ろ髪を引かれながら、バンフの街を後にした。


最後の目的地はバンクーバーだ。
バンクーバー国際空港は成田までの直行便があるので、ここにカナダ最後の宿を確保し、時間調整をしながら帰りの便につなぐツアーが多い。


まずは地図を見ながらバンクーバーの位置関係を把握する。

左上の青い丸がスタンレーパーク、真ん中の赤い丸がグランビルアイランドで、この2か所が最後の観光地となる。


ちなみに、左下の黄色い丸がバンクーバー国際空港なので、ホテルに泊まった翌朝には、サクッと空港まで送られて日本に向かうという仕組みだ。


ではまず、バンクーバー最初の観光地はグランビルアイランドから

南北に掛るグランビルストリートブリッジの下に、以前、工業地帯だった場所にレストラン、お土産屋などを誘致して再開発に至った。


40年前、私がバンクーバーに来たときにはグランビルアイランドなんて存在しなかったから、道理で聞き慣れない名前だなぁと思った。


これがそのグランビルストリートブリッジ

フォールス川には多くのヨットが係留され、お洒落な街並が広がる。
日本でいうと横浜か神戸あたりか。


工業地帯のなごりか、セメント工場が残っていた。

セメントの貯蔵庫には楽しい絵が描かれていた。
一見、面白いなぁと思うのだが、注意して見るとシャツのシワとか影の部分まで克明に描かれている(遊び心あるカナダ人)。


ここでアクシデントが発生!

バスを降りる際、最後のステップと地面の間の高低差(赤矢印の部分)があって、不覚にも転んでしまった。


それまでは中型バスだったので、高低差も気にならなかったのだが、最終日に限って何故か大型バスに変わっていた。


ダメージは左足を強く打ち、右足と右手に擦過傷、おまけに手に持っていたカメラで口の中を切るという情けない状態になった。


グランビルアイランドは生鮮食料品市場とフードコートが一緒になったような所。日本でいうと豊洲市場とアメ横を足して2で割ったような感じだ。


元々人混みの中が好きではない私は、ケガもして最悪な雰囲気の観光となってしまった。


フードコートは大変混んでいて、どこの店も長蛇の列。
それでも気を取り直して列に並び、人気店A La Modeラムチャウダーポットパイとアイスコーヒーを注文した。


私が列に並んでいる間に、妻は空いているテーブルと椅子を確保しようとしたが、混んでいてどこも取れない。


仕方がないので、中国人と競い合いながら屋外のテーブルと椅子をなんとか2人分確保した。

私が屋外を嫌うのは、カモメが背中から体当たりして人間の食べ物を落とさせ、それを狙って食べるからだ。
カモメは度落とした食べ物は人間は食べないことを知っているのだ。


そればかりではない。
カモメは上空から爆弾(糞)を落とすので、食べていても気が気ではない。


写真では美味しそうに食べているが、心中は穏やかではないのだ。
雄大なカナディアンロッキーが恋しい。


お次はスタンレーパーク


ここは40年前に来たときの印象が良かったので、期待して行ったのだが見事に裏切られた。


以前来たときにも見たトーテムポール

壊れた個所も修理してないし、草刈りをしていないので雑草が生え放題。


ビルが増えたのは致し方ないが、海も海岸も汚れていた。

そんな訳で、カナディアンロッキーが素晴らし過ぎた反面、バンクーバーの人混みが私には受け入れられなかった。


さてさて、賢明な読者の皆様は「ところで、迷い人のケガの具合はどうなったんだ?」と、心配していただいた方もいると思う。


実は、その後、とんでもないアクシデントが勃発した。


今となれば大変貴重な経験だったと言えるが、旅先では大変なアクシデントだったので、その詳細は次回書こうと思う。


TO BE CONTINUE !!