ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

免許証が届いた!

私が高校生の時に取得したアマチュア無線の免許。
あれから半世紀近く経ったのだが、ふと思い立って再申請した。

昔の免許証は観音開きであったが、今のはクレジットカードの様で重みがない。
それでもホログラム加工されているので、一応セキュリティーには気を使っているらしい。


昔は、電話級(現在の4級)の免許は関東電波監理局長から、2級は郵政大臣から交付されていたのだが、現在の2級免許の交付者は総務大臣になっていた。


今はインターネットの時代、地球の裏側とも海底ケーブルを伝って楽々と会話が出来る時代になった。


何も無理して大きなアンテナを建てて、雷や台風や近所の目に怯えながら電波を出して、電離層反射を利用して遠くの無線局と話をすることが、はたして是なのか非なのかという疑問もあったのだが・・・。


きっかけは、昔使っていたコールサイン(呼出符号)が他の人に再割り当てされておらず、今だったら使い慣れたコールサインがそのまま付与されるということだった。
なんともノスタルジックな話である。


アマチュア無線の免許は免許証(生涯免許)と免許状(5年更新)の2種類が必要となる。
一般の人には理解しがたいと思うが、車でいうと免許証と車検証の関係に近い。


私は不覚にも免許証を紛失させてしまったので、再交付に2,200円掛かった。


この後、いよいよコールサインを貰うために免許状の申請をする。

私の残された唯一のハンディートランシーバー。
他にHFの大型送受信機も持っていたのだが、数々の引っ越しの際、処分してしまった。
ハンディートランシーバーはハイキングやスキーの際、万が一遭難などの事故に役に立つから残しておいた。


不幸にも私のトランシーバーは古すぎて、JARDという関連団体を通して「保証認定」を頂かなければ申請書を受理していただけないそうだ。
その認定料が4,100円。


その後、ありがたく「認定」を頂けたら、2,900円の手数料を支払って、晴れて関東綜合通信局に免許時用の交付申請が出来るという段取りになる。


実は、話はそこで終わる訳ではなく、アマチュア無線局を開局すると、電波利用料の納付書が届き、毎年300円支払う義務が生じる。


更に話は続き、アマチュア無線局を始めるとQSLカード(交信したことを証明する絵葉書のようなカード)を交換したり、コンテストに参加するのにJARL(日本アマチュア無線連盟)に加入しなければならない。これに入会金1,000円、年会費7,200円が必要になる。


最盛期の日本のアマチュア無線人口は40万人を超え、世界で1位だったが、今では1/3以下に減少しているという。


今の若者に至っては「アマチュア無線」の存在すら知らない


私も、これだけインターネットが普及してきた現在、「SKYPEで充分!」のような気がしてならない。

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