ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

SLICK540 墜落!

もうクラブ員の方々は知っているが、先日、私のSLICKが印旛沼に墜落した。
完成して2フライト目だった。
私のラジコン歴の中でも2フライトで墜落というのは最小最悪の記録である。


状況はスロットル開度は70%、エンジンのならし運転も終わっていないので大人しく水平飛行をしていた時のことだった。


突然、エレベーターが千切れ、水平尾翼が空中に舞い、機体はなすすべもなく印旛沼に吸い込まれていった。


私が呆然としていると、すぐさまFT会員がボートを出してくれて機体を回収した。


エンジンは水を履かせて、その場で始動したら幸いなことに回ってくれた。
サーボも無事に動いている。


早速、事故調査委員会(といっても私ひとりなのだが)を発足させて事故の原因を調べた。

写真は水平尾翼の取付位置なのだが、胴体側板の1.5mmベニヤが千切れていた。
エレベーターの舵角を稼ぐだめに、かなりベニヤ板を削ってあった。


水平尾翼を見て驚いた。

水平尾翼は1.5mmバルサでフルブランクされていたので気がつかなかったのだが
通常は、水平尾翼が胴体と接する部分はハードバルサの無垢材でなければいけない。
なのにこの機体は何も施されていない。
よく見るとスパーも見当たらない。
なんとエンジンの振動をプランク材とリブの僅かな接着面積で持ち応えていたのだ。


これは明らかな設計ミスだ。
ていうか、飛行機を知らない人が飛行機を真似て作ったまがい物だった。


こんな飛行機がガソリンエンジン仕様として発売しているのだから危険ですらある。


さて、どうしたものか・・・。
クラブの仲間は私を気遣ってくれて
「販売店やメーカーに言ってみたら?!」
と言ってくれるが、おそらく期待した返事は帰って来ないだろう。


現役時代なら、さっさと諦めて次の機体を作り始めただろうが、今の私は年金生活者である。
お金はないけど時間はある。


修理するにも今の現状どおりに修理したら、また確実に墜落する。
そういう陳腐な機体なのだ。


どうやって補強しようか・・・。
模型歴40数年、ここで諦めたら男が廃る・・・かな?!

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