千葉県佐倉市に昔からある老舗の甘から煎餅を紹介する。

この煎餅は、私が佐倉市に新社会人として就職した時から既に有名だったので、半世紀以上にも及ぶ超ロングセラーになる。
１００％国産うるち米を使用していて、醤油の上に胡麻とザラメがまぶしてある。
表面がベタベタしているので、地元の人には「ベタ煎」の愛称で親しまれている。

このような紙袋に包まれていて、ひとつ５４０円で売られている。

上の丸い部分に、うるち米を臼で突いている絵が描かれている。

紙袋を開けてみた。

内容はこんな感じ。「佐倉名物　甘から煎餅」と書かれている。

一口頬張ってみた。

うるち米が香ばしく、胡麻の風味とザラメがとても懐かしい雰囲気を醸し出している。

この甘から煎餅、美味しくて評判を呼び、日常食べる煎餅から、お土産物やお使い物に昇格する程有名になってしまった。

まずは予約のし方だが
1月は4日、その他の月は毎月１日に、翌月の予約のために店の前に並ぶ。
受付は朝８時頃からだが、６時３０分には既に人が並んでいるという。
そして、運よく自分の番までに売り切れていなければ個数と名前、電話番号、住所を申告する。

超人気商品なので、手に入れるには相当高いハードルを越える覚悟を要する。

普通、ヒット商品が出ると、株式会社などに事業を拡大する場合が多いのだが、そうなると景気に左右されやすくなる。

そこへいくと岡田屋は家族経営なのか「コロナ禍などどこ吹く風」の手堅い商売をしているなと感心する。

岡田屋本店
千葉県佐倉市表町3-8-11
電話:043-484-0155