続・気ままなラジコン日記③ ~カルマートEPのモーター交換①~
今日は私がメンテナンスをしたSさんのカルマートEPのフライトの日。
私もパワーユニットのデータを取りたかったので、意気揚々と飛行場に向かった。
着いてすぐにSさんと会ったのだが、心なしかSさんの表情がしょんぼりしている。
『どうしたの? 』
「上空でモーターが止まっちゃったんです」
新品に交換したモーターが僅か4フライトで止まり、そのまま滑空で不時着したらしい。
飛行中は異音も振動もなく、いつもどおり快調に飛んでいたのが、突然「ガツン!」という音がした瞬間、モーターが止まったそうだ。
さっそく胴体を持ち帰って原因を究明する。
パワーユニット周辺をいつもどおり全バラ。
モーター本体が金属疲労(?)により破壊されている。
(黄色い矢印部分)
1台目のモーターも全く同じ個所が破壊されていた。
2度あることは3度あってはいけないので、思い切ってモーターを変えることにした。
Sさんの使用条件は
〇最近パワー不足を感じてリポ4セルから5セルに交換した。
〇プロペラは12×8。
私も確認したところ、プロペラの先端から地面までのクリアランスが30mm程度なので、13インチは無理そう。
〇アンプは60A(バースト80A)だが、ヒートシンクを機体の外に露出し、強制空冷させたたため余裕はありそう。
早速、KKHOBBYのサイトからモーターを物色する。
FSDのFC4250-6Tが良さそうだけど、仕様ではリポは3~4セル。
https://www.kkhobby.com/SHOP/BL069.html
次に候補に上がったのが、同じくFSDのFC5055-6T。
https://www.kkhobby.com/SHOP/BL137.html
エンジンに換算すると90~120クラスというので完全にオーパーパワーだが、4セルでも5セルでも12インチのプロペラが使えるので、使い勝手は良さそうだ。
よって、こちらに決定!
オーバーパワーでコントロールが難しかったら、ピッチを下げて負荷を減らすつもりだ。
モーターは発注した翌日に届いた。
さすがKKHOBBY。仕事が速い!
以前付いていたモーター(左)に比べてFC5055-6T(右)の筐体は太くて全長は短い。
シャフトも太くていかにも頑丈そう。
重量も10g増なので、重心位置の移動の心配もなさそうだ。
バックマウントを比較する。
黒い方がFC5055-6T付属のもの。
モーター取付けビスの位置もマウント取付けビスの位置も異なるので、厚くて丈夫そうなFC5055-6T付属マウントを採用する。
胴体に仮付けしてみる。
予想どおりスピンナーのバックプレートが胴体先端より後方にあるので、このままではプロペラが胴体に当ってしまう。(黄色いライン)
そんな訳で、木材を使ってモーターを15mm前方に移動することにした。
写真はそのラフスケッチ。
ラフ過ぎるか?!
工作用紙で型紙を作り、そこいらに置いておいた木材を切り出す。
コロナ前に購入した中国製のミニテーブルソー。
ガイドに沿って切るよりも、自分でフリーハンドで切った方が正確に切れた。
これを買ってから、ラジコン仲間からの依頼が増えた(笑)。
モーターマウントに合わせて木材に穴を開ける。
この辺は、ほとんど大工仕事。
モーターを仮組してみた。
おお~っ !
なんかガンダムチックでカッコよいではないか! (自画自賛)
な訳で、ここまでの作業時間は約1日。
続きは次回を
TO BE CONTINUED !!