車を買い換える② ~中古車探しの旅~
3日に1度くらいのペースでCAR VIEWのサイトを見ながら中古車を探すことになった。
妻のヴィッツは半年くらい車検が残っていたので特に慌てる必要もなく、余裕で探していた。
最初の頃はコンパクトSUVやヤリスなども視野に入れていたが、相変わらずコンパクトSUVの人気は高く、人気に比例して価格も高い。
ヤリスはまだ世に出て新しいので、中古車として手軽な価格まで下がっていなかった。
私はちょっとした買い物や通院など、いわゆる”普段使いの車”を探しているので、手ごろな価格のヴィッツの中古車にターゲットを絞った。
中古車を探すのに気をつけたことが2つある。
1つは妻も一緒に連れて行くこと。
別に私がひとりで探して来て「はい、これ!」と渡しても良いのだが、もしも気に入らなかったら、その後ずっとストレスを抱えて運転することになるし、苦労して探し当てた車に不満を言われても困るからだ。
2つ目は中古車店の近くに楽しみを見つけておくこと。
中古車を見に行っても、その車が気に入らなくて流してしまうケースは多い。そうなることを想定して、中古車店の近くに美味しい店や何かイベント等を調べておく。
私の場合、一番遠くて神奈川県の平塚市までヴェゼル(評価点4.5)を見に行ったのだが、残念なことに満足のいく車ではなかった。
その時はあらかじめ横浜動物園ズーラシアでオカピ―を見て帰ろうと計画していたので、時間と労力のムダにはならなかった。
ズーラシアは公立なので入園料一般800円、駐車料金1,000円と良心的。
木の葉を食べるオカピ―。
動物好きの妻は中古車以上に目を輝かせていた。
それから2週間が経ち、中古のヴィッツを何台が見ている内に、妻が「革巻きのハンドルがいい!」と言い出した。
私も見たところ、それはヴィッツの上位グレードのUで(下位グレードはF)、ハンドルやシフトノブが革巻きで、確かに質感が高い。
よって、それからはガソリン車のヴィッツUを検索し、千葉県内にあった3台すべてを見に行った。
中古車店に着くと担当者が出てくる。
車種は絞ってあったので話は早い。
「この車の評価書を元に傷や凹みの個所を教えてください」といい、担当者の説明を受ける。
車によってはボンネットやドア回り、フロントフェンダーなどに目立つ傷のある車もあったが、中には「これでも傷なのか?!」と目を凝らさないと分からないような良質の車もあった。
担当者も「トヨタの査定員は厳しいんですよ!」と嬉しいのか悲しいのか複雑な表情をしていた。
そんなこんなで、県内に展示してあった3台の内、最も品質の良い車を購入した。
それがこれ!
ヴィッツU 1.3L
5年落ち、ホワイトパール、走行距離45,000Km。
全体的にすっきりとしたデザインだが、ラジエターグリルがゴツい。
おまえはクジラか?!
部品点数を減らすためかフロントワイパーは1本。
おまえはランボルギーニか?!
三代目ヴィッツの大きく変わった点は、計器類がダッシュボートのセンターからドライバーの正面に移動したことだ。
プラスティックのハンドルは夏場は汗で滑りやすくなるので無駄な力が入る。
その点、革巻きハンドルの方がしっくりくる。
シフトノブも革巻き。
パーキングブレーキは今時めずらしくサイドのステッキタイプ。
古いといわれそうだが、ドライバーは前を見ながらでも自然と手が届くので、私は好きだ。
ボンネットの中は隅々まで綺麗に掃除されていた。
エンジンは1NR-FKE 1.3L直列4気筒DOHC。
そんなこんなで我が家にヴィッツが来た!
購入価格は全て込みで90万円。
新車価格が車体のみで178万7千円だから、手頃な買い物だったと思う。
「実際に乗ってみてどうだった?」 と思われる読者の方がいると思うので、次回はインプレッションを書いてみようと思う。
TO BE CONTINUED !