心もよう
「心もよう」は1973年に発売されたアルバム「氷の世界」のSIDE Bの1曲目に収録されていますが、その少し前にシングルカットされています。

この頃、私は17歳の若者でしたから、この曲がラジオで流れた瞬間から「心もよう」の大ファンになりました。
その後、発売されたアルバム「氷の世界」は100万枚を突破し、レコード大賞企画賞も受賞しました(授賞式には陽水は現れませんでした)。
当初、陽水はA面を「帰れない二人」、B面を「心もよう」にするつもりでしたが、ポリドールレコードの多賀プロデューサーと相談した結果、A面が「心もよう」になったという逸話があります。

私も「心もよう」がA面になって本当に良かったなぁと思っています。
まずは歌詞から
さみしさのつれづれに
手紙をしたためています あなたに
黒いインクがきれいでしょう
青いびんせんが 悲しいでしょう
あなたの笑い顔を 不思議なことに
今日は覚えていました
十九になったお祝いに
作った歌も忘れたのに
さみしさだけを 手紙につめて
ふるさとに住む あなたに送る
あなたにとって 見飽きた文字が
季節の中で 埋もれてしまう ah~
ひとことでいってしまうと、長距離恋愛の悲哀を歌った曲ですが
この頃、陽水は故郷の福岡に帰郷したといいますから、たぶんその頃いろいろあったんじゃないかと想像します。
歌詞の中にはひねりの効いた陽水節が髄所にみられます。
徒然なるままに日暮し・・・とは吉田兼好の「徒然草」に出てきますが、「さみしさのつれづれに」といった人は古今東西、井上陽水しかいないのではないかと思います。
「手紙をしたためて・・・」いいですねぇ、手紙を書いてより、よっぽど風情があります。
この頃はメールやLINEなんてありませんでしたから、私の通っていた高校でも青い便せんに黒いインクでラブレターを書くのが流行っていました。
えっ? 私? 私ですか?
残念ながらそういうことには無縁でした(笑)。
曲は1カポでAm

イントロはギターのアルベジオで始まって、晴天の霹靂のようにダダダーンとピアノが入ります。
すぐさま後を追って多少エコーのかかったリコーターが続きます。
さみしさのつれづれに~♪
陽水のボーカルがファンの心を鷲掴みします。
本当に素晴らしいです。
アコースティックのリードギターは今となっては新鮮さを感じます。
サビの部分に入ると陽水のボーカルとピアノ、アコースティックギター、リコーダーの大合奏!
こういう所はエレキギターが出て来るのかなぁと思っていたら、ピアノが前面に押し出してきます。
頑張れ! ピアノ!
「心もよう」は多くの人の心をつかみ、カラオケでもよく歌われていました。
私も隠れて歌っていたのですが、恥ずかしながらサビの部分のブレスが出来ません。
深呼吸をして一気に歌い上げようとすると、途中で呼吸困難になってしまいます(笑)。
いや本当!
どなたか、こういう曲のブレスの取り方のコツをお教えいただけたら幸いです。
お願い!