私が出会った添乗員②
添乗員によって旅の印象ががらりと変わることは①で述べたとおりです。
私は多くの旅行会社のツアーに参加していますが、それらの添乗員の評価は
優秀な添乗員 10%
良い添乗員 10%
普通の添乗員 60%
残念な添乗員 10%
酷い添乗員 10%
でした。
これはあくまで迷い人の独断と偏見によるものです。
今回も私が旅で出会った優秀な添乗員についてお話します。
あれは羽田空港から北海道の道東への旅でした。
添乗員はとても若くて美人でスタイルの良い人でした。

しかも素直で人当たりが良いので、参加したお親爺様たちは全員鼻の下を伸ばしていました(笑)。
旅は順調に進んでいたのですが、最終日になってスケジュールに遅れが出てしまいました。
その日は中標津空港から羽田空港に帰るのですが、私は夕飯のお弁当をどこで買うのか気になっていました。
羽田に到着するのは21時頃の予定ですので、私のように郊外に住む人間は、それから夕食を食べていたら終電ギリギリになってしまいます。
そうでなくても旅の終わりは一分でも早く自宅に帰りたいものですから、みなさん気にしているはずです。
当時、中標津空港はローカル空港なので、まともなお弁当屋はありませんでした。
道中に道の駅やお土産屋もありません。
しかもスケジュールは押していました。
そこで彼女(添乗員)がとった行動はというと・・・。
観光バスを地方のスーパーに乗りつけてこういいました。
「20分でお弁当の購入とお手洗いをお済ませください!」

いや~、名も知らない地方のスーパーに、突然観光バスが現われ、バスから旅行者

(画像はネットからお借りしました)
地元の方々は呆然としているし、そもそも参加している私でさえも、おかしくて笑いをこらえるのに苦労しました。
参加者も事情をよく理解していて、20分の休憩だったはずが15分で全員がそろいました。
お弁当を買い終えた参加者がバスの中でリラックスしていると
「これから航空券のオンラインチェックインをいたします。みなさんお手数ですがスマホをご用意ください!」
といって、最前列から順番に参加者のスマホを使ってオンラインチェックインを始めました。
その手順はというと、最前列の補助席に座って、左右の参加者のスマホを使って次々に飛行機の座席を取っていったのです。
その列が終わると次の列へ、次の列が終わると更にその次の列へと・・・。
やがて最終列まで行って、ついに全員のオンラインチェックインを終えました。
すばらしい行動力です!
添乗員の努力により、私たちはチェックインカウンターを横目で見ながら直接保安検査場に進めました。

(画像はネットからお借りしました)
おかげで時間に余裕が出来たので、飛行機が到着するまで搭乗口でゆっくりと夕飯のお弁当を食べることが出来ました。
私はここで2つのことを学びました。
①航空機の座席は小出しにしてくる。
前日の夜、私たちはホテルの部屋でオンラインチェックインに挑戦したのですが、隣同士の席が取れなかったので、そこで中断してしまいました。
しかし、当日になって添乗員がチェックインしたところ隣同士の席が取れたのです。
驚いて添乗員さんに尋ねると
「航空会社は座席を小出しにしてくるんです。 出発が近くなると全部放出するんです!」
いや~それは知らなかった!
よい勉強になりました。
②複数人のオンラインチェックインも1台のスマホで出来る。
スマホでオンラインチェックインを試みていた時、私のチケットは私のスマホで、妻のチケットは妻のスマホで取るのかなぁという疑問が湧いてきました。
そんな訳で、添乗員さんにお願いした方が良さそうだと思い、オンラインチェックインを中断しました。
そのことを添乗員さんに尋ねたら
「何人でも1台のスマホでチェックイン出来ます。一人ひとりの搭乗券の画像をスクリーンショットで保存しておけば良いのです。」
「代表者様は搭乗口で一人ひとりのチケットをスマホで見せたら、最後にスマホを持って搭乗するのです」
なるほど~!
そういう訳だったのか~!
目から鱗とはこのことです。
何でも新しい事を覚えるというのは素晴らしい事なんだとあらためて自覚しました。
今回お世話になった添乗員のAさんは、なんと前回お世話になった阪急交通社のNさんの後輩にあたるそうです。
「良い先輩の後には良い後輩が育つ!」
この典型的な例を見せてもらいました。
私は添乗員のAさんの優秀な行動を阪急交通社のカスタマーセンターに報告し、ぜひ彼女の評価を上げて欲しいと伝えました。
なぜそんな面倒くさい事をするのかと思われるでしょう?!
人間は仕事を認められること、好評価されることに喜びと生きがいを感じるものです。
添乗員は離職率の高い職業ですので、少しでも優秀な添乗員さんに残って欲しいというのが私の願いなのです。
おしまい!