ギターが壊れていた! ① 楽器店を探す
去年の夏、あまりにも酷暑が続いたせいか、私の秘蔵の12弦ギターが壊れていました。
壊したのではなく、久しぶりにケースから出して弾こうと思ったら既に壊れていたのです。
これがそのギターです。

1979年製マーティンのD-12-28です。
12弦ギターは珍しく、持っている人は少ないと思います。
私はというと、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」が弾きたくて、社会人になってから中古のビンテージギターを手に入れました。
知っている人も多いと思いますが「ホテル・カリフォルニア」とはこういう曲です。
【歌詞&日本語訳付】Hotel California - ホテル・カリフォルニア Eagles - イーグルス
ヘッドにマーティンのロゴが入っています。

12弦ギターなので12個のペグが付いています。(当たり前か!)
70年代のギターは良質な木材が豊富にあったので木目が綺麗にそろっています。

最近は過度な伐採により、良質の木材を使ったギターは少なくなりました。
これです。 やっちゃいました~!

ボディーの継ぎ目の部分の白いバインディングが剥がれています。
どうやら酷暑により縮んで剥がれてしまったようです。
裏側はもっと悲惨です。

エアコンの効いた部屋に置いておけば良かったと悔やんでも"あとの祭り"です。
ついでにネックのヒール部分も剥がれています。

国産の安ギターなら"自分で接着しちゃおう!"と思うのですが、そこはマーティン! 素人が直して更に悪化してもいけないので、プロの方に直してもらうことにしました。
さて何処に頼もうか?! 地元のギター工房はとっくに閉店してしまったし、どこか信頼できる店はないかとネットで探したのですが、これはと思う店が見つかりません。
数日間途方に暮れていたのですが、ある時思い出しました!
お茶の水の小川町にある「カワセ楽器」です。
ここは私が学生時代に通った思い出の店です。
私のような貧乏学生からプロのギタリストまで幅広い客層の店でした。
昔、私が貧乏学生をしていた頃、意を決して入り口のドアを開けたところ、あの「学生街の喫茶店」で人気を博したガロの3人が一斉にこちらを見たので、恥ずかしくてその場でUターンした思い出があります(笑)。
みなさんに信じてもらえないかも知れませんが、あの頃から私はshyだったんです。(今も!)
恐るおそるカワセ楽器に電話してみたら
「修理やりますよ! 来る時は電話くださいね」と、気さくな返事が返ってきました。
さて、カワセ楽器に行く日が来ました!

12弦ギターは重いので、妻に駅まで送ってもらいました。
私は中学も、高校も、大学も、社会人になっても千葉県が生活の拠点だったので、江戸川を渡って東京に行くことはめったにありませんでした。
ましてカワセ楽器は学生時代に行ったきりの店でしたから半世紀の隔たりがあります。
(歳がバレます)
何ていうんでしょうか、"込み上げる高揚感を抑えきれない" そんな気分でした。
都営新宿線に乗って小川町に着きました!

地下鉄を降りて地上に出ると、そこはもう別世界でした。
昔に比べて綺麗なビルが建ち並び、それがますます高層化していました。
なんか空間が減ったという感じです。
カワセ楽器に着きました!

懐かし~!!! でも店の様子が変わった気がします。
後で店主に聞いたらビルを建て替えたそうです。
恐るおそるドアを開けます。
あれっ? 店主も変わってると思ったら、なんと息子さんでした(代替わりしたようです)。
新しい店主さんと昔の懐かしい思い出話をして楽しい時間を過ごしました。
さて評価は
ギターのバインディング剥がれはよくあること、特にマーティンは。
1979年モデルでここまで丁寧に扱っているギターは少ない。
という訳で、少し慰められた気分になりました。
他にブレーシングの剥がれを見つけたので、そこも直してもらうことにしました。
診断は
全治2週間の入院、 治療費の見積もり額は3万8千円。
とのことでした。
"オーブンレンジの修理、自分でやっておいて良かったなぁ"と思いながら帰路に着くのでした。
それではまた!
To be continued !