カナダに行ってきた! ①~ナイアガラの滝~
海外旅行の記事を書くにあたって、まずは旅自慢になってはいけないと思った。
読んでいただける方にとって役に立つ記事でなければ単なる自己満足になってしまう。
「ブログは『公開日記』だから、所詮自己満足だ!」という人もいるが、出来れば読者の方々に「役に立ったよ!」と感じていただけたら嬉しい限りだ。
日本からトロントへ飛ぶと時差はトロントの方が13時間遅れる(サマータイム)。
成田空港を夕方に出発するとトロントまでの飛行時間は約12時間だから、気分は翌日の早朝なのに、なぜか同日の夕方に着く。
「すごい! 13時間もうけた!」と喜びたいのだが
これは日付変更線のなせる業で、帰りにはきっちり13時間借りを返すことになる。
「世の中そんなウマい話はない」ということだ。
成田からトロントまでの空路
この地図はメルカトル図法で書かれているので、一見水平に(東西に)飛んでいるように見えるが、実際はカムチャッカ半島やアンカレッジに沿って弓なりに飛び、カナダの北西部からトロントにアプローチするコースが最短となる。
私たちが乗るエアカナダAC10便
機内食は成田にあるTFK(東京フライトキッチン)の食材を積み込んでいた。
離陸後、さっそく夕食が配られた
『Beef or Chicken ?』
「Beef Please !」
旅のワクワク感も手伝ってか、ジェットエンジンの熱で暖められた食材はとても美味しい。
私たちの泊まるクラウンプラザホテルに着いた。
成田から飛行機で12時間、更にトロントピアソン国際空港からバスで1時間半かかったが、それでも時差の関係で出発日の夕方だ(笑)。
まずは地理的概要を
ナイアガラ川の中州のゴート島を隔てて、左の赤い矢印がカナダ滝、右の青い矢印がアメリカ滝だ。
滝を落下した水流は、再び合流して北の方向に流れていく。
出発前にGoogleマップでホテルからカナダ滝までの距離と時間(1.6Km、19分)を調べておいた。
こうすると自由時間が取れた時に、歩いてテーブルロックまで行けるかどうかの判断材料になる。
ライトアップされた夜のカナダ滝
たぶんカナダ国旗を映し出しているのだと思う。
スクリーンが流水であったり水煙が上がっているのではっきりとはしないのだが、思わず息をのむ景観だ。
こちらは早朝のカナダ滝
早朝は観光客が居ないので、ベストポジションが確保できる。
ずっと眺めていると吸い込まれそう(年に1~2人吸い込まれるらしい)なので、10分くらいにしておいた(笑)。
いよいよ観光船に乗って滝を下から眺める
昔は「霧の乙女号」といっていたが、今は経営者が変わって改名したらしい。
手前左がアメリカ滝、中央奥がカナダ滝だ。
赤いポンチョは乗船時に配られる。
ちなみに赤いポンチョがカナダ船で、青いポンチョがアメリカ船と分りやすい。
船が更に滝壺に近づくと、頭から水をザンザンかぶる。
レンズも水浸しでカメラが壊れるかと思った(無事でした)。
次はスカイロンタワーに登って上からアメリカ滝を眺める
カナダ滝も上から眺める。
カナダ滝は水の力で馬蹄形に侵食され、アメリカ滝よりも規模が大きい。
先程乗ったナイアガラ観光船が見える。
そんな訳で、ナイアガラの滝を横から(テーブルロック)、下から(観光船)、上から(スカイロンタワー)と3つの方向から眺められた。
気候が暖かければ、ぜひ観光船に乗って滝の水を浴びて欲しい。
私たちはナイアガラの滝を早朝、昼、夜と3回も見ることが出来た。
その中で一番良かったのは早朝だった。
早朝は観光客が少ないので、滝をベストポジションで見ることが出来る。
また、落ち着いてゆっくり構図を構えて写真も撮れる。
みなさんもナイアガラの滝に行く機会があったら、宿泊するホテルからテーブルロックまでの距離と時間を調べてから行くと良いだろう。
そしてぜひ朝食前の観光客のいない時間帯にナイアガラ周辺を散歩して欲しい。
きっと世界観が変わるから!