カナダに行ってきた! ④~コロンビア大氷原etc~
バンフのホテルを起点に観光をする。
まずは手始めにバンフ国立公園内にあるレイク・ルイーズ。
湖はまるで絵の具を落としたようなエメラルドグリーン。
山と山との谷間にある氷河が崩れ落ちている。
読者のみなさんは氷河が割れて、崩れ落ちる瞬間を見たことあるだろうか。
私は40年前にここに来たとき、ちょうど崩れ落ちる瞬間を目撃した。
エメラルドグリーンの湖水を手にすくっていた時、突然雷が鳴るような音がした。
「ガラガラ、ゴロゴロ、バリンバリン!」
それは、まるで魔界からデーモン(閣下ではない)が降りてきたような耳をつんざく音だった。
私は、何ごとかと思って空を見上げたら、写真の矢印の部分から氷河が切れて下に墜ちる瞬間だった。
氷の落ち方は、よくTVなどで見かける南極の氷が崩れ落ちるような感じだった。
レイク・ルイーズの湖畔から振り返った場所にシャトー・レイク・ルイーズが建っている。
ここはシャトーといってもお城ではなく、お城を模したホテルだ。
それでも大変人気があり、世界中の観光客で賑わっていた。
噂ではブルーコメッツのヒット曲「ブルーシャトー」はここで作曲されたという。
あくまで噂です。
つぎはクロウフット氷河
カナダの山は、山というより岩に近い。
山肌が岩なので樹木が生えないのかと思ったら、森林が生える高度には限界があって、それを森林限界という。
こんな険しい岩肌であっても長年にわたり氷河に削られて下の方は砂地になっている。
このクロウフット氷河は、なぜにクロウ(カラス)のフット(足)というのかといと、左端の円の中を見て欲しい。
氷河の形がカラスの3本指に似ているからだ。
以前は親指の部分が長かったらしいが、地球温暖化の影響で欠けたそうだ。
次はコロンビア大氷原
世界最大の氷河といわれているが・・・。
「あれ? 昔来たときと比べて氷河が遠くなった」
それに「心なしか薄くなったような気がする」
ガイドに尋ねたところ「地球温暖化の影響で、年々規模が小さくなっています」とのこと。
みなさん、行くなら今ですよ!
ついに世界最大の氷河の上に立った
といっても、登山で氷河を克服した訳ではなく、雪上車に乗れば、自動的に氷河の上まで連れていってくれる。
妻がリックの中からおもむろにコップを取り出した!
「氷河の雪解け水を飲むと、10歳若返るんですって!」
ほんまいかな?!
なるべく上流の綺麗そうな水を汲んで飲んでみた。
ん~・・・微妙・・・まぁ冷たいし、ある種の縁起ものだけど・・・美味しい!
今回のツアーメンバーで集合写真を撮った
海外旅行20回以上とか、強者ぞろいだ!
カナダの国旗はツアー会社が用意したもの。
あれ? 人数が・・・3人足りない。
これはフルムーンの記念写真、という訳ではなくて
この雪上車を見ていただきたい。
タイヤの直径はなんと1.5m、幅は1mというジャイアントオフロードカー。
世界に24台しかなく、その内の22台がコロンビア大氷原で使用されている。
価格はなんと1台数億円。
数年前に斜面から転げ落ちる事故が発生して、それ以降シートベルトが装着された。
そのことは以前から知っていたが、縁起でもないので妻にも、ツアーメンバーにも口外しなかった。
こちらはペイトーレイク
キツネの形をした湖で、まるでバスクリンを流したような鮮やかなエメラルドグリーン。
ガイドの話によると、「氷河で削られた岩の粒子の内、軽いもの(ロックフラワーという)が水中に浮遊して、光の屈折率の関係でエメラルドグリーンに見える」そうだ。
しかも国立公園なので生活排水が流入しないから、とても綺麗のひとこと。
そんな訳で、今日の観光はおしまい。
写真のようにカナダの風景はどこを撮っても素晴らしい。
どれもPCの壁紙やスマホの待ち受け画面に使える。
7月1日のカナダの建国記念日は、どこも混んでいるので、その日は避けて行かれることをお勧めする。
TO BE CONTINUE !!