ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

さっぽろ雪まつりに行ってきた! ④(最終章)

話は前後するが、最終日の札幌場外市場(昼食代は自費)と大倉山ジャンプ競技場へのバス移動は旅行会社が用意した無料のオプショナルツアーだ。
「無料」という言葉に弱い私は、貪欲にもこのツアーにも参加した。


大倉山ジャンプ競技場は昔、大倉山シャンツェと呼んでいたのだが、いつの間にジャンプ競技場に改名していた。シャンツェの方が響きがお洒落だと思うのだが。


これが大倉山ジャンプ競技場。

写真には写っていないが、以前来たときに比べ、右側に施設が増えていた。
パラグライダーパイロットの私としては、写真左側の小山を越えてくる風の乱れが心配になるのだが・・・。


ジャンプ場の展望台から見た景色。


手前に写る横に長い板は、選手が出発前に座る椅子だ。以前はそこまで行けたのだが、危険防止のためか、今は入れなかった。
正面奥にうっすらと大通公園が見える。選手たちは大通公園のテレビ塔(愛称:テレビ父さん)に向かって飛んでいく。


オプショナルツアーが終了した。
本来のコースは、ホテル⇒観光地⇒ホテルの流れなのだが、ホテルはチェックアウトしているし、荷物は札幌駅のコインロッカーに預けてあるので、帰りは大通公園で降ろしてもらった。
この辺は遠慮なく言った方がいい。ただし、言葉使いはていねいに、あくまでお願いモードでお願いしたい。運転手さんだって一人の人間だからね。


さて、札幌時計台に着いた。

時計台の周辺は観光客が多いので、人を避けるとこのようなアングルの写真になる。
写真を撮っていたら白人の女性から声を掛けられた。外国人にしては遠慮がちでオドオドしていたが、どうも写真を撮って欲しかったらしい。
「May I help you ?」
「写真 オネガイシテ イイデスカ ?」なんだ、日本語話せるじゃん!
ここからは日本語。
「どこから来たの?」
「フロリダから」
「フロリダ? 暖かいじゃん! 北海道寒いよ、大丈夫?」
彼女は警戒心を解いたのか、矢継ぎ早に話してくる。
「ワタシ 神奈川県藤沢市ニ スンデマス」
「え~! Youは何しに日本へ?」
「英会話ノ 教師 シテマス」
知らない旅先で、心を許せる日本人と話が出来たので嬉しそうだった。
名前は聞かなかったけど、家まで無事に帰るんだよ!


時計台の周辺で写真を撮る人は多いのだが、実は絶好の撮影スポットが他にある。

それは通りをまたいだビルの2階の踊り場だ。
私がそこで写真を撮っていると、またまた「写真を撮ってください」と頼まれた。
今度は日本人の若いカップルだった。
私はつくづく話し掛けられやすいタイプなのか(笑)。
そのカップルを見ると大学生くらいか、まだお付合いして間もないような初々しさを感じた。
私は思い切って「肩を抱き合いましょう! チーズ!」と言ったら爆笑! 
その場の空気が一気になごんだ。
若者たち、幸せになれよ! 
そして結婚したら、たくさん子どもを産んで、少子高齢化の日本を立て直してくれ!


次は、お約束の雪印パーラーに寄った。


以前は札幌駅のメインストリート沿いにあったのに、今は1本奥の通りに移っていた。

店に入って分かったのだが、店舗面積が倍以上になっていた。きっと外国人観光客に対応するために移設拡張したのだろう。
以前の雪印事件など「どこ吹く風」といわんばかりに盛況だった。


これがショーウィンドウに展示されているメニュー。


今回だけは旅行で来たから一番小さいのを食べたけど、ん~糖尿病になりそう。


テレビ父さんが、午後4時31分を指している。

帰りのフライトは21時15発のANA84便だから、新千歳空港で夕食を食べてお土産を買うにしても6時頃までは札幌にいられる。
もう少し、札幌の街を堪能しよう。


これが大通公園の特設ジャンプ台だ。

雪まつり期間中にスノーボードのジャンプ競技をしていた。
今は雪固めかな、明日に備えて斜面のコンディションを整えていた。


街の木々にイルミネーションが灯りはじめた。

そろそろ札幌の街とお別れの時が来た。
明日から、日常の生活に戻る。私たちは後ろ髪を引かれる思いで北の大地を後にすることにした。
「また来るぜ! 北海道」




最後に。
私が北海道に行ったのは2月3日から5日までの2泊3日。
この頃は「中国の武漢という町でコロナウイルスが発生した!」くらいの話で、その後、全世界に広がるとは夢にも思わなかった。
しかし、用心をかさね、常にマスクを着用し、ホテルに帰るとうがい、手洗いを欠かさなかった。雪まつりは基本的には野外展示だし、夕食の居酒屋も個室だったのがありがたかった。


あれから2か月が経とうとしているが、幸いなことに発熱やだるさなどの症状は今のところ出ていない。

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