ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

美味しい店に行きたい!② 相浜亭

千葉県の南の突端に相浜港という小さな漁港がある。
今回は地元の相浜漁協が経営する食堂「相浜亭」をご紹介したい。

店は写真のとおりバラックのようなあばら屋だが、出てくる食事は鮮度が抜群で、美味しくて、ボリウムいっぱいで、なおかつ安い。


お店がお店なだけに(笑)最初に入る時は多少勇気がいるが、入ってしまえば気のいいおばさんが
「おにいさんたち何人? あちらが空いているわよ!」
と手際よく誘導してくれる。


中に入ると長いテーブルが3列くらいあって、カップルだと対面に座る。
小上がりや個室もあるけど、予約席なのかそちらに通されたことはまずない。


これが噂の「相浜定食」

   

お造りは日によって変わるがタコ、なめろう、かつおの3種。どれも新鮮で美味しい。
ここは醤油やワサビを刺身の角にほんの少量だけ付けて、魚の素材の味を楽しみたい。
天ぷらはもちろん揚げたてだ。
そして驚くことにみそ汁の具はなんと伊勢エビが付いている。
「お客さんが出汁だと思って食べないで帰っちゃうのよ~」
と店のおばさんが嘆いていた。
私が初めてここの看板メニューである「相浜定食」をいただいた時
「新鮮な魚介って、こんなにも美味しいものだったんだ!」
と感動した。
そして
「本当に生きてて良かった!」
と実感した店である。
これでしめて1,500円だから感心してしまう。


こちらは「はらいっぺい定食」 一度聞いたら忘れないネーミングだ!

お造り2品にカレイの煮つけ、揚げたての天ぷらが付いて、なんと1,000円。
コストパフォーマンスでいったら、こちらの方だろう。


丼ものが食べたければこれ!「海鮮丼」

厚切りの魚介はどれも鮮度が良くて美味しい。
これで950円。
「経営大丈夫か?!」って、こちらが心配してしまう程である。


最後に「金目定食」を紹介したい。

甘いタレを何度も何度もかけて丁寧に煮た金目は、鯛の身とタレが絶妙に絡み合い、しばし陶酔感に浸ってしまう。
これがたったの1,000円でいただける。
まったく凄すぎるにも程がある!


お腹が一杯になったら、会計を済ませて相浜港にたたずむ。


もし、あなたの普段の行いが良ければ、きっとそこから富士山が見えるはずだ!


房総の南端といえばフラワーラインを走り、野島崎灯台に寄って、館山ファミリーパークでポピーを摘んだり城山公園に登ってもいい。
帰りは大山千枚田の稲の生育具合を見てから濃溝の滝を歩くのも一考だ。


気のせいだろうか、私は相浜亭を知ってから南房総に行く機会が増えた。

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