ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

思い出の限定解除!

父親の時代は普通自動車免許を取得するとオマケで自動二輪(排気量無制限)の免許も付いてきた。
また、現在はハーレーダビットソン社とアメリカの圧力により、大型自動二輪の免許が公認の自動車教習所で取得出来るようになった。


かくいう私は・・・残念ながらその狭間の世代で、自動二輪も小型(125cc未満)、中型(400cc未満)、大型(排気量無制限)の三段階に分かれていて、大型免許を取得するためには試験場で限定解除の試験を受けなければならない羽目になった。


これが試験場のコース。

今はもう、思い出したくもない辛い思い出(笑)。


限定解除の試験は、日本の数ある国家試験の中でも最も難しい試験の一つである。
私も7回受けに行ったがまったく歯が立たず、最初の頃は外周すら回り切らずに検定中止にになった。


これが試験車両。

VFR750。他にヤマハのFZ750の時もある。


果たしてどうしたものかと思案に暮れていたら、友人から「非公認だけど自動二輪の練習場に行ってみたら?!」という情報を得た。


非公認の練習場ということで私は懐疑的ではあったが、それしか手段が無かったので、八千代市のコーシン牛乳工場の傍にある練習場に通うことにした。


するとどうだろう、練習場の指導員はとても親切で、バイクが好きで、指導が熱心で、受講生に本当に受かってもらいたいという情熱を感じた。
一本橋や波状路などは、実際の障害物で練習しないと練習にならないことも分かった。


こんなことなら最初から練習場に来ればよかったとも思った。


座学も素晴らしかった。
試験管がどんなところを見ていて、何処で減点するかなど、減点されない操縦方法をことごとく教えてくれた。


しばらく練習場で練習していると、指導員が「そろそろ試験を受けに行ってもいいんじゃないかな?!」というので、半信半疑で試験を受けに行ったら見事に合格してしまった。


つまりは「減点されない操作方法を学ばなければ、試験を何回受けてもダメだ!」ということを悟った。


その後、合格の報告に練習場に行ったら、指導員が集まってきて「おめでとう! おめでとう!」と私の肩をたたいて喜んでくれた。


今は都市開発の波に押され、たぶんその練習場も無くなってしまったのではないかと思う。
指導員のみなさん、本当にありがとうございました。

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