ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

マッハの恐怖!!

父が生前、「おまえは飛行機が好きだから、良かったらこの本読んてみるか」といって差し出されたのがこの本。
柳田邦男著の「マッハの恐怖」だ。
この本は「マッハの恐怖」と「続・マッハの恐怖」の二冊構成になっている。


この本は過去に起きた航空機事故の概要や調査によって判明した原因についてこと細かく書かれている。
この本を読むと「本物の飛行機も墜ちる時は墜ちるんだ!」とあらためて認識させられるから、正直、航空業界の人からすればあまり紹介して欲しくない本かもしれない。


この本は昭和48年10月に刊行されたのでいかんせん内容が古いため、今ではシステム的に改善された部分も多い。
しかし人間の思い込みや勘違い、いわゆるヒューマンエラーに起因する事故に関していえば、現在でも十分に通用する内容だ。


私がこの本を紹介するのは、この本に書かれている事故原因や調査にかける情熱はラジコン飛行機を安全に飛ばすためには非常に参考になるからだ。


1971年に東亜国内航空のばんだい号が函館郊外の山地に墜落した時のコースや落下物の地図。
落下位置や落下物の内容までこと細かく記録されている。


当時の生々しい事故の写真。

事故調査委員会の調査活動がすごい!


これが本の目次。

4章からの構成になっている。


初版が昭和48年10月25日だからかなり古い本。

Amazonか図書館にリクエストしないと読めないかもしれないけど、もし手に入ったら是非一読して欲しい。


たかがラジコン飛行機といえども安全に対する意識が格段に向上する。

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