受信機用バッテリーを比較する①
前回、「墜落を検証する」で、数種類の受信機用バッテリーに適度な負荷をかけて、その電圧と電流値を測定したりスイッチの接触不良について書いたところ、ラジコンマニアの方々から思わぬ反響をいただいた。
今回はバッテリーに10分から60分まで連続的に負荷をかけた場合の電圧降下と電流値を測定する実験をやってみた。
今回、測定するバッテリーはこれ!
①かなり古いニッカドバッテリー 4セル600mAh
②ニッケル水素バッテリー 4セル2500mAh
③LiFeバッテリー 2セル2100mAh
④LiPoバッテリー 2セル2500mAh + レギュレーター
容量も劣化度も大きく異なるバッテリー同士だが、それだけ測定値に違いが出るのが狙いだ。
今回、負荷として使うのがこれ! 3Ω 50Wの抵抗器。
送信機のスティックを1時間以上グリグリ動かし続けるのは、さすがに無理なので、その役目は抵抗器に任せた。
前回のテストで1.4~2.1Aくらい流せれば良いことが分かった。
抵抗値をオームの法則によって求めると
E(電圧) = I(電流) ✕ R(抵抗) だから R(抵抗) = E(電圧) / I(電流)
R(抵抗) =6V ÷ 2A
=3Ωとなる。
また、その時の消費電力は
W(電力) = E(電圧) × I(電流) だから
=6V × 2A
=12W となる。
よって、3Ω 12W以上の抵抗器をAmazonで探した。
3Ω 50W、2個で460円。
送料の方が高かったぜ!
リポに使用したレギュレーターがこれ! 中華製の三端子レギュレーター。
常時8A流せて、出力は5.0V、6.0V、7.4Vから選べる。
今回の実験では他のバッテリーの電圧比較を考えて6.0Vにしてみた。
電圧と電流を同時に測れる測定器はないかなぁと考えていたら、eメーターを持っていたことを思い出した。
「灯台下暗し」とは、このことか?!
実験の配線図はこのとおり。
Eメーターの横にあるリポはEメーターの電源なので気にしないでね。
抵抗器に1.4~2.0A程度の電流を連続で流し続けて、10分ごとに電圧と電流を測定する。
実際のフライトでは10分飛ばしても、その後30分位休むので、この実験は相当過酷な状態となる。
リポ+レギュレーターの場合は、レギュレーターの出力側と入力側の電圧も同時に測ることにした。
実験の途中で抵抗器が触れない程熱くなったので、上から保冷材を置いてみた。
さて、結果はいかに?!
ここで力が尽きた・・・。 測定結果は次回アップします。
もったいぶっているのではなくて、なにしろ実験をしながら原稿を書いているので疲れてしまった。
Sorry To Be Continue !!!