ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

北海道に行ってきた! ⑧ ~知床半島~

今から約30年前、大洗港発苫小牧行のフェリーにバイクを乗せ、北海道ツーリングを始めた。
その後、LCC(Low cost carrier)が普及し始めると、今度はジェット&レンタカーで旅をした。
マイカーで北海道に上陸したこともあった。
冬は北海道にスキーに行ったり、さっぽろ雪まつりに行ったりと、かれこれ30回以上は北海道に足を運んでいる。


おかげで地元千葉県よりも北海道の道の方が良く分かるようになってしまった(笑)。


そんな北海道愛の私でさえも、知床の旅にしばしば疑問を感じることがある。


〔7月27日〕
今日の観光コースはこれ。

最初は知床に泊まろうと考えていたのだが、予約を入れた時期が遅かったのか、民宿が1人1泊約2万円、観光ホテルが約3万円という驚きのプライスだった。


そんな訳で、私は知床観光の前泊を標津町、後泊を網走にして、知床での宿泊を除けた。


最初に行こうとしたのが羅臼のひかりごけ

ここはドラマ「北の国から 2002遺言」で、純君と結ちゃんがデートした洞窟なので、ぜひ妻に見せたかった。


しかし、観光案内所で「落石のため現在は見られない」と言われたので、残念ながら断念した。


気を取り直して知床横断道路を登っていく。


ここが知床峠の駐車場

3年前に来たときはどしゃ降りの雨だったのだが、今回は曇り空。
少しずつではあるが進歩している。
しかし羅臼岳はガスが掛かっていて見えない。


これは20年前に撮った羅臼岳の全貌。

あの頃は、当たり前のように見えていたのだが、地球温暖化の影響なのか、最近は見られる確率が減った。


国後島が見える方向を撮ってみたが・・・。

やはりガスが掛かっていて見られない。


同じく20年前に撮った写真

ちゃんと国後島が見えている。
あの頃は苦労して写真に撮るという意識はなく、当たり前に見えていたのだ。


知床横断道路を下ってウトロ港方面に向かう


エゾシカが出てきたので最徐行。
エゾシカとの距離は約3m。
エゾシカを驚かさないように、そっと写真を撮った。

「ん? 僕のこと 呼んだ?!」
とでも言っているようだ。


ここはフレぺの滝に続く散策路
道東でも私が好きな場所のひとつだ。

先に知床自然センターに寄って、熊の出没情報などを良く把握してから入る。


ここがフレぺの滝

右側の断崖から水がしみ出している。別名「乙女の涙」とも言われている。
私はここの東屋で、この景気を見ながらボーっとしているのが好きだ。


ここは知床一湖に続く木道。

ヒグマの活動期はこの木道しか入ることは出来ない。
地上遊歩道を歩いて五湖すべてを見るためにはガイドツアーに参加するしか選択肢はない。


その参加費は1人5,000円以上(会社によって多少違う)と高額だ。


ちなみに旭山動物園は一日目いっぱい楽しんでも1,000円。
富良野のファーム富田は入園料も駐車場も無料。
中富良野ラベンダー園も無料。
日の出公園ラベンダー園も無料。
民間の拓真館(写真館)でさえ無料。
さっぽろ雪まつりも無料だから、いかに高額か分る。


それでも私有地ならまだ理解できるが、ここは国立公園。
環境省も羅臼町もこのことについては目をつぶって行政指導はしないのか。


重ねて知床観光船の事件の影響か、夏休み期間中なのに観光客はほとんど見ない。


知床一湖に到着した。

残念ながら羅臼岳連峰は雲に隠れてしまったが、一湖は相変わらず素晴らしく、私たちの期待を裏切らない。


こちらはオロンコ岩

写真では切れてしまったが、左側に階段と手すりがあるから「カムイワッカ湯の滝」を登るより安全だ。


急角度なので、多少体力は必要だが一度は登ってみるといい。


右側のトンネルを抜けると観光船オーロラの発着所だ。
その前に有料駐車場のおじさんが財布を広げて待っている。


オロンコ岩の頂上に立つとこのような風景が見られる。

この写真は5年前に登った時に撮ったもの。
今回は暑さにまいってしまい登らなかった。


妻が私に向かって言った。
「えっ? 登るんじゃなかったの?」


知床観光船おーろら

私も以前、2回乗ったことがある。


知床観光船のような小型観光船の客引きもあったが
私は飛行機も船も大きい方が安全だという考えなので
こちらは利用しなかった。


夏休みなのに観光船から降りてくる客は僅か数人だ。
あれだけの惨事が起きれば観光客が来なくなるのも当然だろう。


オシンコシンの滝

知床観光の大半を終えて最後にたどり着く観光スポットがここ。
駐車場から階段を登ると目の前に滝がそびえる。
途中、水飛沫を浴び、辺り一面がマイナスイオン(あくまで個人の感覚)。
手軽過ぎるのか、観光客が滝の前にいるのは平均して2~3分くらい。


駐車場も普段は停まっているはずの観光バスは見られず、静かなものだった。


そろそろ網走に向かうことにする。
ここは「天に続く道」のスタート地点。

道の前半は緩やかな下り坂なので、これに慣れると途中からの登り傘が急勾配に感じる。


水を差すつもりはないが、このような直線道路は北海道の何処でも見られる。


ではまた!

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