続・気ままなラジコン日記⑦ ~ヤフオクにはまる! ①~
私のラジコン部屋には飛行機が大小合わせて約40機、まだ作っていないキットが20箱以上ある。
このことは考えたく無かったのだが、いよいよ足の踏み場も無くなってきたので、当面飛ばす予定のない機体はヤフオクで処分することにした。
(断捨離? それとも終活か?!)
キットはプチプチで梱包すれば、そのまま発送できるので、まずはウォーミングアップにバルサキットから始めてみた。
大きさは縦+横+高さの和が200cm以下という規定があるので、小型機から。
最初はサーマル工房の風物語
小型のモーターグライダー。
280クラスと書いてあるが、今のブラシレスモーターとリポバッテリーの組合せにすれば垂直上昇し続けて、僅か15秒で点になる。
キットは、良質なバルサ材が使われていて、パーツの精度も良好。
これで定価4,800円とは超ディスカウントプライスだ。
サーマル工房はグライダー愛好家の間では定評があるので、即決で売れた。
次はQRPのSmile-400s
400クラスのブラシモーターとギアダウンユニットが付属している。
こちらがキットの中身
バルサのカッティング精度はレーザーカットを凌ぐ。
一つひとつのパーツがプラモデルのように正確に出来ていて「ゴミの出ないキット」として有名だ。
それも即決で売れた。
2機連続で即売だったので、これに気を良くしてQRPのSniperを出品する。
スロープグライダーにモーターを付けてグライド・プレーンと命名して発売されていた。
サーマルグライダーではないし、スロープグライダーにしてはモーターが付いているという点が中途半端(?)な感じで、売れるかどうか心配していたが、こちらも案に及ばす即決で売れた。
どうやらQRPのファン層は厚いようだ。
次はテトラのBLUE MAX-25
かなり古いモデルなので、保管中に箱の表面に薄っすらとカビが生えていた。
ラジコンマニアは箱を買うのではなく、飛行機のデザインと飛行性能に価値を見出すから安心して出品した。
中身はこんな感じ。
古いキットなので、バルサ材の一部が焼けていたり、デカールにシワがよっていた。
この辺は購入者と揉めたくないので説明文に記載しておいた。
こちらはムサシノ模型飛行機研究所のスカイパピィ
ムサシノ初のスチレンペーパー製の飛行機キット。
ムサシノとは個人的に懇意にしていて
「今度、新しいキットを発売するので良かったら飛ばしてみて! ただし、発売までは極秘ね!」と言われ無償で頂いたキットだった。
私は「極秘」という言葉が頭の中に残っていて、倉庫の奥の奥に仕舞っておいたら、その内忘れてしまった。
懇意にしていたS代表から頂いたプロトタイプをヤフオクで売ってしまうとは・・・。
もう、埼玉県に足を向けて寝れません。
「Sさん、ごめんなさい。すぐに売れました!」
今は無き加藤無線のマジック60。
当時は2サイクル60が全盛のF3A曲技機。
リヒテンシュタインのハンノ・プレトナ選手の世界選手権優勝機。
日本にも何度が来日していて、私も慣れない英語で2~3言葉を交わしたことがある。
私が尊敬するプレトナさん、今はどうしているかな?!
昔のキットなので、バルサブロックをミシンでカットしている部品が多い。
一部バルサ材が焼けていたり、束ねた輪ゴムが溶けている。
この機体、値付けをどうしようか相場を調べていたら、なんと6万円で競り合っていたのを発見したので、当時買った時の3倍近い5万5千円で出品したら、1時間足らずで即完売!
いや~、見てる人は見てるんですね。
最後はマジック60用マニホールド、チューンドサイレンサー、テールパイプのセット
これは正直、絶対に売れないと思った。
なぜなら、今のF3Aは電動が主流、間違っても2サイクル60クラスで出場する人はいないだろう。
と思っていたら、不思議なことに売れた!
私は驚いて、マジック60を買ってくれた人かと思ったら、別人だった。
ヤフオクを始めてみて、私が売れるだろうと思った商品と、これは絶対ダメだと思った商品が見事に違った。
特にマジック60の場合は良い意味で見事に裏切られた。
いや~ ヤフオクって本当に奥が深いものだと痛感した!
続く!