ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

美味しい店に行きたい!④ マンマパスタ

今日はラジコンのフライトに行こうと荷物を車に積んでいる最中に雨が降ってきてしまった。
仕方がないので家で雑用をしている内に妻が病院から帰って来たので、お昼は外食にした。


場所はここ。


以前、私のラジコン仲間で親しくしていただいているブロガーさんから教えていただいた店だ。
「マンマパスタ」は、東京都、神奈川県、千葉県に展開するチェーンレストランで、安くてボリューム満点で美味しいイタリアンを食べさせてくれる店というのがセールスポイントだ。


店に入ると奥の部屋に通された。


ここは予約席なんだろうか、手前の席と違ってなかなか落ち着いた雰囲気だ。


パスタとピッツァのランチコースを注文する。
先ずは前菜から。


野菜が新鮮で美味しい。

盛付けはザックリしていてレタスが幅を利かせている。
ちょっと幅を利かせすぎか?!


ここで問題発生。
ナイフとフォークを一品ずつ代えるのか、それとも使い回すのか一瞬迷った。
使い回す方式なら、ナイフ・フォーク置きがあるはずだが、それも見当たらない。
私が迷っていたら、そこに来た店員さんもナイフとフォークを回収していいものか迷っていた。
いわゆる「お見合い」というやつだ。


私はナイフとフォークは使い回して一向にかまわないから、ナイフ・フォーク置きを置くなど、店として意思表示をして欲しいと思った。


パンは一種類。とても柔らかいパンが出てきた。


ここで店員が「オリーブオイル使いますか」と聞いてきた。
私は食事をしながらパートナーと会話を楽しんでいるのだから、正直あまり口をはさんでもらいたくない。
「お願いします」といいながらも、心の中では「黙って置いて行けば使うよ」と囁いていた。


前菜を一口食べたか食べないかのうちにピッツァが運ばれてきた。


私は思わず「サーブが早いな!」とつぶやいたら、それが店員に聞こえたのだろう。
「すみません、パスタからは時間を取ります」との返事が返ってきた。


私は悪気で言った訳ではなく、せっかくの料理なんだから料理人は暖かい料理を提供したいだろうし、お客も出来立ての料理を食べたいはずだ。
ただそれだけなんだが・・・。


ピッツァはそこそこ美味しく、特に生地の端の部分がふっくらとして香ばしかった。
が、この皿はいただけない。皿の端が盛り上がっているからピッッアが切り辛いのだ。カッターを何往復も動かして、それでも切れなくて、端の方を指で引きちぎるのだ。
こういう時はまな板のような平らな木の皿にして欲しい。


ここでまた問題発生。
店員が「料理をシェアされますか」と聞いてきた。
私はまたパートナーとの会話を中断されてしまった。
「そんなこと、いちいち聞かずに小皿を置いて行けばいいだろう!」
と言いたいのをぐっと堪えて
「お願いします」と言った。


次にパスタが運ばれてきた。


ペペロンチーノはカーリックの香りがして食欲をそそるものだった。

一口いただく。
パスタのゆで具合が絶妙で、口の中でしなやかに踊る。なるほど美味しい!
しかし、一口、また一口と進むうちに塩味の強さに気付く。
カーリックとベーコンの主張が強過ぎてその他の食材の味が消し飛んでしまうのだ。
若者や子ども受けはするだろうけど大人にはどうかなぁという気がした。


次にコーヒーが出てきた。


ここまで怒涛のごとく食事が運び込まれ、お客はそのペースに巻き込まれて、冷めないうちに必死に食べる。
これはもう食を楽しむというよりは何だろうか?
例えば子供の多い大家族の朝食で

お母さんから「早く食べなさい! 早く食べないと学校に遅れるわよ!」と言われながら食べているような感覚を思い出す。


コーヒーのおかわり160円というシステムも微妙だ。
人間、不思議なもので、160円と言えどもおかわりが有料なら遠慮してしまう。
パンを食べたとき、ピッッアを一口頬張ったとき、コーヒーを一口飲みたい。だけど「食後に残りの冷めたコーヒーを飲むのなら、ここは我慢して食後まで待つか」ということになる。
なんでレストランに来てまで我慢しなけれゃならないんだ!という気持ちになる。
元々値付けがリーズナブルなのだから、コースに上乗せしてもいいからホットコーヒーは飲み放題にして欲しい。


最後に妻がオーダーしたドルチェが運ばれてきた。


正直、これには目を見張った! 

食材のソースで描かれたパンダ(?)の絵がなんともかわいい。2本の髭のようなものは何だろう? パスタを揚げたのか。
女性の心を鷲掴み間違いない。


食事を終えて、やっと壁の方に目をやる余裕が出てきた。


そこにはセンスの良いポスターが掛けられていた。
「うちの店は安くて美味しいだけじゃない。ファミレスを越えたいんだ!」という熱意を強く感じた。


本部の社員にこのブログが目が止まったのなら、私は店員の研修をもっとやった方がいいと伝えたい。
「オリーブオイルいりますか」とか「シェアされますか」とか、いちいち客に聞かないで、自分が客だったらどう思うか考えて行動してもらいたい。
それこそ一流店に食事に行かせて、どういう点が心地よかったかレポートを書かせたりディスカッションをさせるのも良い方法だと思う。


がんばれ! マンマパスタ。
そして一流になれ!

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