ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

再雇用制度② 『いつ辞めるか 』

再雇用制度が、いかに残念な制度なのかは前述の「再雇用制度①」で述べたとおりである。


林修先生に相談して『いつ辞めるか? 今でしょ!』と背中を押してもらいたい気分だ。


冗談はさておき、仕事を辞めた後、はたして無職で生活していけるのかが最大のテーマとなった。

そこで、図書館に行って「老後の生活」に関係する本を読み漁り、ネットで「老後の生活」を検索しては関連する記事を読み漁り、YouTubeでそれらしき動画を見まくった結果、何となくイメージが湧いてきた。


それはこうだ。
総務省統計局の家計調査によると、65歳以上の夫婦2人が暮らす生活費の平均額は月に27万円だそうだ。
「月に27万円も掛からないよ!」というツッコミもあるだろうが、所得税、住民税、固定資産税、自動車税、社会保険料、生命保険、火災保険など、必要経費を一切合切含めて12月で割れば、あながち間違った数字ではなさそうだ。


月に27万円も年金は支給されないから、その不足分は預貯金を切り崩す生活となる。
つまり、退職金と貯金額と年金支給額と生活費と平均余命が『退職』の判断材料となる。


退職金と預貯金は確定した。平均余命も統計的数字として示されている。あとは年金額が確定するのをひたすら待つしかない。


私の場合、62歳から年金が一部支給され、65歳から全額支給となる。
正確にいうと、62歳の誕生月の翌月から偶数月の15日に2か月分ずつ支給される。


時が来た!
62歳の誕生月の3か月前に年金機構からグリーンの封筒が届いた。
早速、申請書に必要事項を記入し、必要書類を揃えて年金機構に出向き、今後支給される年金のシミュレーションをしてもらった結果、ようやく私の年金額が確定した。


これで全てのデータが揃った。
私は慣れないパソコンで、これまた慣れないエクセルを使って、老後の生活費をシミュレーションしてみた。


それがこの表である。
見え難くて申し訳ないのだが、諸般の事情により意図的に見え難くさせていただいた。

左の表の縦軸は年齢。63歳から90歳までの28行。
横軸の項目は和暦、年齢、年金支給額、支出額、不足額、計画残高、実質残高となっている。


つまり、月額27万円の支出で、90歳までにどれだけ預金残高が目減りするのかを表してみた。ついでに目減りスロープもグラフに表してみた。


通常の生活費の他に臨時的経費としてリフォーム費用、車購入費、介護費用、葬儀費用の項目を設けて、そこに金額を入力すると瞬時に表とグラフに反映させるようにした。


その結果、
『贅沢をしないで今の生活水準を維持していけば、仕事を辞めても食べていける』
という結論に達した。


今思うと「迷い人」としては似ても似つかない程の一大決心をしたものだ。

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