ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

アテナ70 セカンドフライト!

前にもお伝えしたように、アテナ70のファーストフライトでカナライザーが吹っ飛び、とてもじゃないがレポート出来る様な状況ではなかったので、胴体を修理した後、改めてレポートをお送りしたいと思う。


はじめに断っておくが、私は競技会や検定会に出るようなコンペティターではなく、ただの素人ヨンデーフライヤー※
(※年金生活者が比較的空いている平日を狙って飛ばしに行くフライヤーのこと。サンデーフライヤーとの対比語)
なので、どうかその辺を差し引いて読んでいただきたい。


私が製作したアテナ70の総重量は2,960g(5セル4200mAh 445gを含む)に仕上がった。

カナライザーが無くなって毒気が抜けたというか、すっきり薄味になったというか・・・。


アテナ70を前から見たところ。

プロペラはAPCの16×12E、これはメビウスから移植したもの。
本当は17インチを付けたかったのだが、グランドクリアランスの関係でこの辺が限界か。
モーターもメビウスから移植したもので出所不明。
アンプはサンライズの80Aを使用した。
なお、エアインテークは説明書の写真を参考に開けたので、開口面積はこれで十分なのかどうかも良くわからない(笑)。


とりあえず飛ばす前にデータを取ってみる。

フルパワーにして10秒間待つ。電流値は64.6Aだからアンプには余裕がありそう。
仮に6セルを使ったとしても
64.6A×6÷5=77.5Aだからギリギリセーフだ。


回転数は6750回転。

まだまだ行けると思うが、これで十分な上昇力を示してくれれば5セルでいくつもりだ。


今回のフライトは、まず最初に私が離陸して、空中で当クラブの巨匠AH氏に操縦を代わり、その間、私が写真撮影するという変則的なもの。

風に正対し、滑走距離を十分に取ってパワーを入れたところ10数メートルであっけなく離陸してしまった。
スロットルに追随する加速感に機体の軽さを感じる。


機体をターンさせて安全高度を確保したらトリムを合わせる。

以前、飛ばしていたメビウス程の座りの良さは感じられないが、軽快感はアテナの方が上だ。


ストールターンの登りでもぐんぐん上がっていくし、四角宙返りなどの縦ものの演技もストレスを感じさせない。


ここで操縦をAH巨匠に代わり、私はカメラマンに専念する。

私が操縦していた時は暴れ気味だったアテナが、AH巨匠の手にかかるとピタリと収まる。
この飛行機、相手を見ているのか。


AH巨匠の超スーパーロングスローロール。

もう凄すぎてシャッターを切るのを忘れるくらい。


再び私が操縦を代わる。
アテナをナイフエッジに入れると若干のアップ癖が出たので、ラダー⇒エレベーターミキシングを数パーセント入れる。
とりあえず大きな癖は取れたが、パイロットの心理的余裕というか操縦技術というか、早い話が自分の下手くそ加減が正直に飛行に表れてしまうので、ある意味スタント機は恐ろしい。


かくしてテストフライトは終了した。

これからよく飛ばしこんで調整していかなければいけないんだけど、アテナ70を一言でいうと『今風の機体』なんでしょうね(笑)。

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