去年の暮れの話である。
プリンタから印刷すると「最近、インクがかすれるなぁ」と思っていたら・・・。

突然エラーメッセージが出て、ウンともスンともいわなくなった。

エラーコードB203「修理を依頼してください」だと。

私のプリンタはキャノンのMG７７３０。購入して５年目になるがデザインも気に入っていた。
当時の購入価格は３万４千円。修理に出すと最低１万５千円はかかるそうだ。なんとも微妙なコストバランス。

この手の故障原因のほとんどはプリンタヘッドの詰まりで、ヘッドを洗浄すれば直るという動画がYOUTUBEに紹介されていた。
何事も経験、ダメで元々なのでヘッドの洗浄に挑戦してみた。

まずはインクを全部取り出す。

キャノン純正のインクではないので、メーカーに修理に出すとこの辺を突かれそう。

キャリジを中央に持って来て、ヘッドを圧着しているスプリングを手前に引く。

ヘッドが奥にあるので、人差し指と中指でヘッドをつまみ、手前に引き出す。

この辺は割と簡単。

こんな感じ。

う～ん・・・ヘッドがインクでかなり汚れている。

洗面器の中にお湯を入れてヘッドを揺さぶるとインクがデロデロと流れ出す。

お湯を7～8回代えただろうか、ようやくインクが流れ出ないようになった。

キッチンペーパーの上にヘッドを置いて自然乾燥させる。

このまま半日ほど放置プレイ。

ヘッドが完全に乾いたらプリンタに装着する。

プリンタからテストパターンを印刷していた時は良かったのだが・・・。
あらっ?!　またまたB２０３が出た。

その後、アルコールで洗浄してもダメ!
２日経ってもダメ!
ついに私のプリンタは生き返らなかった・・・。

ネットで調べたところ、
プリンタの寿命は３～５年だそうだ。　私の感覚でいうと家電製品の寿命は８～１０年であって欲しい。
短くないか?

それから元々プリンタはあまり売れる商品ではないので、プリンタ本体の価格を安く設定してインクで儲けるというのがビジネスモデルなんだそうだ。

ダメで元々が本当にダメになってしまったが仕方がない、新しいプリンタを購入することにした。

今まで、エプソンのプリンタを2台、キャノンのプリンタを2台使ってきたが、どれもインクの詰まりが原因で僅か5年くらいで故障してきた。

私はDVDやCDのレーベル印刷をするのでキャノンのTS８４３０(市場価格３万２千円)にしようと思っていたら、価格comで去年発売されたほぼ同機能モデルのTS８３３０(市場価格２万２千円)を見つけたので迷わずそちらにした。

それがこれ!

サイズが小さくなって机の上に置けたのはいいが、とにかく筐体が華奢で壊れそう。

まぁ、前述したとおり「プリンタは消耗品」と割り切って付き合っていくことにした。