ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

コンビニよもやま話 その①

私は朝、飛行場に行く途中、お弁当を買いにコンビニに寄る。
『お支払いは?』
「nanacoカードでお願いします。」
といい、カードを紫色に点滅している部分に触れると、店員さんがあるボタンを押す。
最近は、これが朝のささやかな楽しみになっている。
そのボタンは縦に並んでいて、男性客にはブルーのボタンを、女性客にはピンクのボタンを押すことになっている。

これがそのボタン。
「12」は12歳以下。

「19」は13歳から19歳。
「29」は20歳から29歳。
「49」は30歳から49歳。
「50」は50歳以上。
と、店員が判断して押し、お客が買った商品と性別と年齢のデータを本部に送っているのだ。


当然、私は毎回「50」を押されるのだが、たまに「49」を押されると
あれ? 40代と思われたのかなぁ?!と、なんだか気分が良くなってしまう。
要するに単純なのだ。


しかし、この前は「29」のボタンを押された。
さすがにそれはおかしいだろうと思って、昔コンビニでバイトをやっていた知人に聞いてみた。


知人の話によると
コンビニの店員は、年齢のボタンを押すのをお客が知っているので、気に入った客とか、また来て欲しい客には若目のボタンを押して、お客の印象を良くするんだそうだ。
また、いちいちお客の顔が見れない程忙しい時は、全部「29」を押す店員もいるらしい。
『迷い人さんは何で支払いしてるの?』
「nanacoカードだよ」
『店にどれくらいいる?』
「おにぎり買って、すぐ出てくるから3分くらいかな」
『やっぱり!』
と知人はうなづいた。
『迷い人さんは、気に入られたんだよ!』だって。
店員は限られた時間で多くの客を裁くから、お釣りが必要だったり、長く居座る客を嫌がるそうである。
何だか釈然としないなぁ・・・。


『今度、オカマの格好して行ってみ! ピンクのボタン押したら本物だから!』
ったく、口の減らないやつだ!!

×

非ログインユーザーとして返信する