ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

心に残る映画②「チョコレート」

今回はこれ!
「チョコレート」

2001年に公開されたアメリカ映画。
白人の男性と黒人の女性がさまざまな困難を乗り越えながら愛を育んでいくんだけど、そこは熟年の恋愛、いろいろな難関が待ち受けています。


[あらすじ]
看守のハンクは、年老いた父親バックと息子のソニーの三代続いた刑務官の家系。でも、息子のソニーは繊細な精神の持ち主であることから仕事でミスをする。ハンクはそのことでソニーを責めて揉み合いになった時に、ソニーは拳銃で自殺を図る。ハンクはそのことで心を病み、刑務官を辞めてしまう。


一方、夫を死刑で亡くした黒人女性のレティシアは、大雨の夜、過食症の息子が車に跳ねられ、泣き叫んでいたところに偶然ハンクが通りかかり、レティシアと息子を病院まで運ぶが不幸にも息子は死んでしまう。
夫と息子を亡くしたレティシアと息子を亡くしたハンクは、互いに惹かれ合い、いろいろな難関を乗り越えて、やがて一緒に暮らすことになるが、レティシアは自分の亡き夫とハンクとの関係を知ってしまう。
重大にして最大の難関を、ふたりは乗り越えられるのだろうか。


熟年の恋がハッピーエンドで終わるような単純なストーリーではありません。それだけにリアリティーがあって、見ているうちにどんどん映画の世界に引き込まれていきます。
ストーリーの中には「人種差別」、「介護」、「貧困」、「母子家庭」、「セクシャルハラスメント」などのテーマが織り込まれていて、古きアメリカの社会現象を赤裸々に表現しています。


主人公のレティシアはハル・ベリーが演じていて、悲しみや怒りの演技が素晴らしく、この映画でアカデミー賞 主演女優賞を受賞しています。
美人で素敵な女優さんですね。私はレストランの制服姿が気に入っています。
また、ハル・ベリーはこの後、007シリーズのボンドガールに抜擢されています。


今は劇場公開はされていないと思いますので、レンタルDVDで楽しんでください。
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