ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

山陰・山陽の旅④ ~玉造温泉・足立美術館~


私たちが玉造温泉に宿泊した翌朝、出発の時間まで玉湯川に沿って散策することにしました。

 

こちらは湯薬師広場です。

造温泉の源泉が流れています。
妻は勾玉(まがたま)にお湯を掛けています。
「美肌温泉ボトル」なるものも用意されていて、化粧水として持ち帰れるそうです。

 

街おこしの一環でしょうか。 

街の周辺には神様さがしと題して「神話の情景」オブジェが並んでいます。


早速見つけました! 「三種の神器」だそうです。 

天照大神(あまてらすおおみかみ)瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)勾玉を授けているところです。

 

おお~! 

八岐大蛇(やまたのおろち)VS須佐之男命(すさのおのみこと)です。 

須佐之男命は酒を飲ませて寝入った八岐大蛇の尻尾をちょん切るという秘策があるせいか、余裕の笑顔です。

 

宮橋まで来ました。 

赤い欄干が美しい小さな橋です。

別名恋叶い橋といって、島根フィルムコミッションにも取り上げられています。

 

妻が行きたかった「おしろい地蔵」です。 

おしろい地蔵は清巌寺の中にあり、美肌・美容ご利益があるそうです。
玉造温泉に着いた時から、妻が「行きたい! 行きたい!」といっていた理由が分かりました。


さて、バスは出発し足立美術館に着きました。 

足立美術館は地元実業家の足立全康が設立し、保管されている美術品もさることながら、庭園の美しさが有名です。


私も写真では見たものの、実際の景色を見るのは初めてでした。

まるで絵に描いた箱庭のようです。
2003年から1年連続庭園日本一だそうです!

チェーンが張ってあって中に入れませんが、スプレーでtoiletと書いたり、おしっこをかける人が現われないことを願うばかりです。


こちらの池と木々の調和が素晴らしいです。 

背景の山林が伐採されたら美観を損ねるということで、山まで買ってしまったという話です。
お金のある所にはあるもんですね。


どのアングルから見ても素晴らしい景色です。 

見学に来た人たちからため息が漏れています。
木の葉が落ちてたり乱れた個所がまったくありません。
5人の庭師さんが毎日手入れをしているそうです。


ひととおり見学してお土産を買ったら、倉敷に向かいます。


道中のレストランでいただいた牛肉のすき焼きです。

シメのうどんも気が利いていたし、コロッケの中にもちゃんと牛肉が主張していました。


G7広島サミットが開催されたホテルよりも美味しい食事でした!

山陰・山陽の旅③ ~出雲大社~

私たちは広島を後にして、出雲大社に向かいました。

 

移動のバスの中でふと思ったのですが、私は日頃「山陰山陽」といういい方をしてきましたが、ある旅行雑誌を見たら「山陽山陰」と表記されているものもあることに気づきました。

 

「山陰山陽」 「山陽山陰」、どちらが正しいのでしょうか? 

詳しい方がいらっしゃいましたら是非コメントをお願いします。

 

大きな日の丸が見えてきました。 この旗が神楽殿の目印です。

国旗があまりにも大きいので、カメラのズームを目一杯引いています。


広角なので、国旗掲揚塔も石碑も上の方が歪んでしまいました。

 

こちらが神楽殿です。 

やはりしめ縄が立派ですね。

「出雲大社に来たな!」という気分になります。


しめ縄の切り口に興味があったので撮ってみました。
 

重量が5.2トンもあるので重機を使って掛けるそうです。

 

余談ですが、ドバイの大富豪が、このしめ縄にいたく感動して購入したそうです。

 今は自宅に飾ってあるそうですが、どうやって持って帰ったんでしょうね。

 しかも、このしめ縄を飾れる家って、どんな豪邸なんでしょう。

 

添乗員による案内が終わると昼食です。

旅行会社が事前に予約を入れてあるので待ち時間0でした。

 

食事を済ますと自由行動です。

案内板をよく見てコースを決めます。 

青い線が団体で案内していただいたコース。

赤い線が自由行動で歩いたコースです。

 

「やはり正門からお参りするのが本筋でしょ!」

ということで勢溜(せいだまり)まで来ました。


地図では近そうに見えますが意外と遠く、途中UP DOWNもあって大変でした。

 

正門から180度振り返ると、神門通りが続きます。 

遠くに宇迦橋大鳥居(うがばしおおとりい)が見えます。

 

途中、バスの車窓から歌手の竹内まりやさん生家も見えました。

 

ひたすら下り参道を歩きます。

結構距離があります。

 

お~祓橋(はらいのばし)まで来ました。

ここまで来ると前期高齢者の迷い人はヘトヘトです。

 

松の参道です。 

ここは両側の参道を通ります。

 

だいこくさま因幡のしろうさぎがいました。 

「ワニを騙そうとするからそういうことになるんだ!」
説教している訳ではありません。

 

「真水で体を洗い、蒲(がま)の花を摘んできて、その上に寝転ぶといい」

やさしく教えています。

 

ムスビの御神像です。

大国主大神が国づくりに悩まれていたとき、海の向こうから光り輝く神が現われた時の様子だそうです。

 まるで、葛飾北斎「富嶽三十六景」のようです。

 

拝殿に着きました。 

拝殿神楽殿は共にしめ縄が飾られていてよく似ています。

 

拝殿は写真のように入り口と本殿の屋根の中心がずれています。

 

一方、神楽殿は屋根の中心が一致しています(2枚目の写真をご覧ください)。

 

奥の方に御本殿が見えます。 

あまりにも神々し過ぎて、私のような下々の者は外から拝むだけにします。

 

 出雲大社は縁結びの神様なので、私たちも遅まきながら(かなり?)一緒になったことをご報告しました。


阪急交通社のご支援により、無事に出雲大社の参拝を終えました。

山陰・山陽の旅② ~平和記念公園~

厳島神社に参拝した後、私たちは宮島から平和記念公園に向かいました。

 

平和の時計台の前で添乗員さんの許可を得て自由散策をします。

 

そのために事前に用意してきた地図がこれ 

下の方に映っている方は、みなさんご存じのオバマさんです。

 

まずは原爆ドーム(広島県産業奨励館)です。 

このアングルから見た原爆ドームは教科書などで見慣れていると思います。

 もはや原型をとどめるが難しく、ところどころ補修されています。

 

本来はこのような建物でした。 

今、あらためて写真を見ると、なかなか立派な洋館だったんですね。

 

私が団体行動を離脱して自由散策を選んだ理由のひとつは、原爆ドームの裏側を妻にも見てもらいたかったからです。 

見てください!

表側と違って、がれきが散乱しています。

まるでウクライナかイスラエルのガザ地区の戦場を見ているようです。

 

妻も私も涙をこらえるのが精いっぱいです。

 

あれから80年近く経ったとはいえ、悲しいかなこれが戦場であり、これが現実なのです。

 

原爆ドームの裏側に来ました。 

補修はしていますが、レンガ造りの壁が今にも倒れそうです。

危険なので周囲は柵で囲まれ、中には入れないようになっています。

 

こちらが原爆供養塔です。 

原爆投下によって亡くなり、引き取り手のない遺骨約7万柱を供養しています。

 

私たちも動揺した心を落ち着かせ、手を合わせました。

 

原爆の子の像です。 

像のモデルになった佐々木禎子さんは、原爆による白血病で亡くなられています。
この像は同級生が始めた募金活動により設立されました。

 

全国の子ども達が作った多くの折り鶴が展示されています。

 外国人の方も見入っていました。

 

平和の灯です。 

後方に平和の池、原爆死没者慰霊碑、平和記念資料館が見えます。

 

こちらが原爆死没者慰霊碑です。 

毎年8月6日には広島平和記念式典が行われ、みなさんもTVの中継などで見覚えがあると思います。

 

原爆死没者慰霊碑の前で記念写真を撮ってみました。 

この慰霊碑と平和の池と平和の灯と原爆ドームは、ちょうど一直線に並ぶように設計されています。 

偶然でしょうか、私たちが手を合わせていたら、慰霊碑の上に鳩が止まりました。

 

今回、私たちが行きたかったけれど行けなかった場所があります。

それは原子爆弾の爆心地です。 

そこには爆心地説明の碑があり、原爆が投下された昭和20年8月6日の様子が詳しく書かれています。

(写真はネットから活用させていただきました)

 

残念ながら私のリサーチ不足と時間の関係で、今回は行けませんでした。

 

こちらが原爆投下直後の島医院です。 

玄関の門だけが辛うじて残っています。

 どこの神社でしょうか、右手に鳥居が見えます。

 

平和記念資料館にも行きたかったのですが、時間の関係で行けませんでした。

 ですので、次回は爆心地と平和記念資料館は必ず行きたいと思います。

 

さて、夕飯の時間がやってきました!

(迷い人! 立ち直り早くね? といわれそうですが・・・)

 

今回は広島風お好み焼きをいただけるということで、「お好み村」までやってきました。 

ここは外国人の観光客にも有名で非常に混んでました。

 

しかし、阪急交通社のご尽力により44名のツアー参加者を各店舗に振り分け、私たちが席に着くと同時にお好み焼きが焼きあがるという絶妙なタイミングでセッティングをしてくれました。


添乗員さん、ありがとう!

 

こちらが広島風お好み焼きです。 

中身は焼きそばと豚肉とイカを薄くプレスして揚げた珍味(?)が確認出来ました。

ソースは甘口と辛口の2種類用意されていましたが、焼きそばや中の具材を味わいたかったので、最小限としました。

ネギのシャキシャキ感がたまらなかったです。


量が多くて食べ切れなかったので、残りはホテルに持ち帰りとさせていただきました!