サーマルソアリングとスロープソアリング
グライダーがどのようにして飛行するのかという話です。
太陽の熱により地表付近の空気が暖められると膨張し、周囲の空気に比べて比重が軽くなりますから上昇を始めます。
この熱上昇風を利用して飛ぶ方法をサーマルソアリングといいます。
周囲の空気との温度差が大きいほど、熱上昇風の勢いが強まりますので、良く晴れた冬の午前中が狙い目です。
サーマルソアリングをするラジコングライダー。翼面積が広くて軽量なグライダーが適しています。
海風が山肌に当たると、山の斜面に沿って上昇風が発生します。この上昇風を利用して飛ぶ方法をスロープソアリングといいます。上昇風は山の地形の影響を受けますので、山肌をよく見て操縦をします。
スロープソアリングをするラジコングライダー。山の上昇風は強く荒れている場合が多いので、重くて丈夫な機体が適しています。
全く動力のないグライダーをピュアグライダーといい、上空まで上昇させる時のみなど、補助的にプロペラを回すグライダーをモーターグライダーといいます。