ためらわない,迷わない

仕事を辞めた。そして自由人になった・・・。

コンビニよもやま話 その②


私がラジコンを飛ばしに行くとき、途中のコンビニに寄っておにぎりを買う。
いつものように駐車場に入り、空きスペースを探してそこに近づいた時、私の車の直前を黒い軽自動車が勢いよく横切った。
私は驚いてパニックブレーキを踏んだ。そしてその直後、車内に積んでいた模型飛行機がガラガラと音を立てて崩れていった。
その黒い軽自動車は駐車場を通り抜けて、何事もなかったように走り去っていった。

私が利用しているコンビニの駐車場は市道と国道の二面に接していて、その交差点には信号機が設置してある。つまり、信号が赤だったり信号待ちの車が多いと、交差点をショートカットしてコンビニの駐車場を通り抜けする車が多いのだ。


私はどんな奴が乗っているのか良く観察してみた。すると、中年のおばさんが運転していた。そして、そのおばさんの横には息子と思われる学生が乗っていた。
この近くには私立高校がある。たぶん息子を送っていく途中だったのだろう。
おばさんの視線は通り抜けする先の国道を向いている。国道が空いていて、自分が国道に入れるうちに駐車場を通過しないと意味がない訳だ。だから、本来の目的の買い物客の車など眼中にないのである。


私はおにぎりを買ったついでに店員さんに「通り抜けの車が怖いね!」と言ったら、「そうなんですよ。あれだけ看板を出しても、ひとつも言うことを聞いてくれないんですよ!」という答えが返って来た。

通り抜けを注意する看板。すべての出入口に建っていて注意を促している。


私がもうひとつ気になったことは、交通ルールを守らない親の姿を、ごていねいにも隣の席で子どもが見ているということである。
子どもの頃から、親が交通ルールを守らない様子を見ていれば、子供は守らなくて良いものだと思ってしまうだろう。いや、「馬鹿正直に交通ルールを守るのはダサい!」とさえ思えてしまうかもしれない。
私は、「ははぁ~、これじゃあ自転車の学生が交通ルールを守らない訳だ!」と、妙に納得してしまった。


よく『トンビが鷹を生む』というが、そんなケースは極稀で、大多数の場合は
     『馬鹿親の元では馬鹿息子が育つ』
のである。

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